島口のことわざ集(テーキ話)
現在、このディレクトリには 10 の テーキ話 があります (文字 ゆ で始まる)
ゆーや でーでー ちゅーやちぎちぎ 世や 代々 人や次々
世の中は次々変わり、人は代々続く。人生は親から子へ、子から孫へと次々に継がれていくものである。
ゆいむんや あむぃぬぃ ちっかるしが ばかや あむぃ はりらしゅい酔い者や 雨ぬぃ 濡っかるしが 馬鹿や 雨 晴りらしゅい
酔っぱらいは雨に濡れて歩くが、知恵遅れは雨宿りする。酔っぱらいは覚えてないからだろう。
ゆうはらむんぬ たちゃあがいゆうはら者ぬ 立上がい
中身のない人間ほど 頭を持ち上げて偉そうにして歩く。
ゆくぬ また はっさち欲ぬ 股 張裂ち
二兎を追う者は一兎も得ず。欲張った鷹が二つの獲物に爪を立てたために、股を張り裂いたというたとえ。
ゆだんや ううきじぬむとぅ油断や 大傷ぬ元
「油断大敵」
ゆる あっきゅむんや くしゅ くみゅん夜 歩きゅ者や 糞 踏みゅん
夜間で歩く者は糞を踏んづけてしまう」夜間外出はろくなことに出会わない。いつかひどい目にあうことになる。
ゆるうぃりぬふりむん あさねぬみんぶ = ゆふけぬふりむん あさねぬのみんぶ 夜起りぬ馬鹿 朝寝ぬ貧乏 = 夜更けぬ馬鹿 朝寝の貧乏
「怠けものは、何時かは難儀する」夜更けまで遊んで朝寝すると貧乏になる。早寝早起きを説いた言葉
ゆるぬ やんくぶぃや ちゅー夜ぬ 家壁や 人
壁に耳あり。他人の悪口は言うな。
ゆんぢきや うしじんたなま はらみゅむん閏月や 臼杵たなま 孕みゅむん
閏月は 臼や杵までも妊娠するとのたとえで、この月に嫁をめとると子宝に恵まれるという。
ゆんばりむんぬ うぶに むち怠惰者ぬ 重荷 持ち
よく働く者は荷を軽くして何回も運ぶが、怠け者は早く荷物を片付けようとして重荷を以てすぐにへたばってしまう。怠け者は、見栄を張ってわざと重い荷物を持つ。コツコツと事に当たることが大事だという戒め。
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