島口のことわざ集(テーキ話)

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くぁーなし びんぼ
子産し 貧乏
子どもを次々と生むが故の貧乏。 貧乏人の子だくさん。

くぁーや うやぬ なりかわい
子や 先祖ぬ 成り変わい
子どもは先祖の生まれ変わりである。先祖の名前を子どもにつけるのには、先祖の霊力をいただくためだという。

くぁや たぼらるん しゃこ
子や 給らるん しゃこ
子どもは、恵まれるだけなるべく多く生んだ方がよい。

くがねてぃや あしばしな
黄金手や 遊ばしな
何でもできる立派な技術を持った手を、遊ばすのはもったいない、働きなさい。十分に使ってこそ貴重である。

くくるや びらは
心や 韮葉
真心からの思いやりの情というものは、たった韮(にら)の葉一枚で心温まり感激するものである。

くちな にー むたすな
口な 荷 持たすな
言おうと思う事は、躊躇しないではっきり言いなさい。

くとぅばや じんかね いらん(くい くとばな じんかね いらん)
言葉や 銭金 いらん(声 言葉な 銭金 いらん)
挨拶することは銭金のかかることではないので、他人と出会う時は必ず声をかけなさい。日常のあいさつの大切。人間関係を深めていく上で言葉の持つ大事さも言っている。お互いが表情豊かに言葉を交わしあうことは、明るい社会づくりの基本にもなる。即実践を心掛けたいことである。

くろがねしびゃしぬ むでぃゆんたなま うやぬ ぎち そむくな
黒金火箸ぬ むでぃゆんたなま 親ぬ 下知 背くな
どんなことがあっても親の命令(諭すこと)には背くな(守りなさい)。

くゎーなち うやかなあ おもるい(くゎーなち うやぬくとぅおもい) 
子産ち 親愛あ 思るい(子産ち 親ぬ事思い)
自分が子供を持って初めて、親の気持ちがわかる。その立場になって物事を考えることの大事さをも言っている。親を大事にせよとの事。

くゎどぅ たから
子どぅ 宝
子供こそ 何物にも勝る宝物である。