1枚のマスクが・・・・

8月11日(火)曇り時々晴れ間

昨日までのような突然の雨、強風も無い徳之島ですが

スッキリはしない天気の徳之島です。

2日間洗濯が出来なかったので、今朝はまず洗濯から。

軒下に干そうか?庭に干そうか?大分迷ったけど、外干しに。

お日様燦々とはいかないが、時折風もあるので

お昼過ぎの今は、そろそろ乾く頃かな?

もうすぐお盆。

天気に恵まれてくれると良いなぁ・・・・と願うばばです。

昨夕、姉が、掘りたての落花生を持って来てくれた。

実家集落の先輩兄さんが、持って来てくれたそうで、ばばにも・・・・と。

年齢も少し離れているし、そんなに話す機会も無いのに、どうして?と思ったら

数ヶ月前のばばの行動?への、お礼だって。

ごく当たり前のことをしただけなのに、恐縮してしまった。

数ヶ月前、ある先輩がお亡くなりになって、お通夜に行った。

焼香を終え、外に出た所で、先輩兄さんに会ったので少し言葉を交わした。

最近は、島でも、お通夜の席などで、マスクをするのが当たり前になっている。

ところが、兄さんはうっかりマスクを忘れて来てしまったらしい。

ばばは、いつでも予備のマスクを車に積んでいるので

「私、マスク持っていますから、取って来ます」と、車から1枚取ってきて先輩兄さんに渡した。

兄さんは「ありがとうね」と、すぐにマスクをつけ、斎場へ入って行った。

ばばは、もう忘れかけていたのだが、兄さんは、ずっと有難く思ってくれていて

自分の畑で収穫したばかりの落花生を姉に託けて下さったのだ。

マスク

貴重な、自家産の落花生。

今朝は、早速、外の水道で綺麗に洗って、コンクリートの上に広げて干した。

その落花生の中央にレンガを置き、その上にマスクを置いてパチリ。

落花生が乾いたら、明日にでも殻を剥いて、実は塩水で茹でて、小分けにして冷凍保存しよう。

そうしたら、いつでも食べたい時に解凍して食べられるからね。

スーパー等で、今の時期見かけるが、とても高価で、ばばは手が出ない。

有難くて、早速夕べお礼の電話をかけたが、呼び出し音は鳴っても誰も出なかった。

8時過ぎだったけど、「もう、休まれていたのかも知れない。

明日の朝、9時頃にかけ直そう」と思った。

そして、今朝電話をすると、兄さんが出てくれた。

声で、ばばと分かったみたいで「あぁ〜○○ね」と言われた。

昨夕のお礼を言うと、「いや、いや、△△さんのお通夜の時

あんたがマスクをくれたでしょ。あの時は、本当に有難かったよ、ありがとう」と

又お礼を言われたので、恐縮しまくってしまった、ばば。

昨夕、下さった落花生は、家の近くの菜園で作った物だそうだ。

家から離れた畑で、作物を作っても最近はイノシシ被害で、殆ど収穫出来ないそうだ。

「山にイノシシの餌になる物が少ないんですかね」と、ばばが聞くと

「いや、いや、山で餌を探すより、畑に来て人間が作った作物を食べるのが楽だし

美味しくもあるんだろうね」と言われた。

続けて、最近は海や県道にもイノシシが出没しているそうだよ。」と言われたので

「えっ?じゃぁ、うちの実家周辺にも出没しているんでしょうか?」と聞くと

「そうかもね」って・・・・

わぁ!怖いよ〜

ばばの実家は、一番村はずれだし、周辺はキビ畑とかが多いんだけど。。。

昼間はバスなども走る県道でも、夕方とか夜、早朝などイノシシが出没するんだって。

いやぁ〜大変なことになっているんだね。

・・・・・と、話しは続き、ばばが所言う学生だった頃は

夏休みなど、集落内の農家さんの落花生を殻を剥き
 
豆が一升枡のいっぱいになったら、10円もらえた話しなどになった。

兄さんも、同じような事を体験したらしい。

その後は「集落の人口が年々減って、増えるのは空き家と荒れた畑地だね」

という話になった。

今まで、兄さんと個人的に話した事は、ほぼ無かったが

今日、電話で話しているうちに、兄さんから、もっともっと

色々な話を聞いてみたいなぁと思った。

そのうち、ゆっくり話す機会があれば良いなぁ・・・・

それにしても、義理堅い兄さん。

たった1枚のマスクを上げただけなのに、長い間気にかけておられたようで

貴重な自家産落花生を沢山届けて下さるなんて。

今回も事からも、ばばは学んだ。

自分が出来る小さな行動で、他人の役に立てて、喜んでもらえるなら

率先して、行動しよう。

そして、他人から、して頂いた善意には、常に感謝の気持ちを持ち続け

時間はかかっても、少しでも、自分が出来る事で恩返ししていこう・・・・と。

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