考えた・・・

10月13日(月)強風時々小雨
台風19号の影響は大きいなぁ。
未だに時々強い風が吹き、急に雨も降り出す。
朝から、何回洗濯物を入れたり出したりしたことか・・・・

今回の台風、徳之島のサトウキビ・野菜・果樹農家さんには
大被害をもたらすこと必至だ。
18号で塩害。
そして19号で再び塩害と風害。
ばばの親しい農家さんが「もう、農業辞めたいよ・・・」って
漏らしたという話を聞いた。
12月には始まったであろう、製糖。
キビは収穫出来るだろうか?

子どもの頃は「親の心子知らず」で
「台風が来れば学校が休める」
「台風で落ちる大好きなミカンが食べられる」
という単純な気持ちで「台風歓迎!」していたばば。
成長するにつれ、両親はじめ農家さんの気持が理解できるようになった。
ばばが子どもの頃、現金収入の1つだったキビ作。
そして、米作。
猛烈台風は容赦なく稲やキビをなぎ倒し・・・・・
黙々と倒れたキビや稲を立て直していた両親・・・他、農家の方々。
そして、子ども達の学費を払い、生活費に充てる・・・・
年2回の稲作と、1回収獲するサトウキビだけで
良く生活できたなあ・・・・と今でも思う。
ばばが子どもの頃、従兄弟3名も我が家で暮らしていて
10人家族の時期もあったから・・・・
今回の台風、被害の凄さが分かるのはこれからだ。
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台風が暴れまくっていた一昨日から昨日。
昨日朝は遂に停電!
普段、スイッチを入れたら電気がつくのが当たり前〜
蛇口をひねれば水が出るのが当たり前〜
と慣れっこになっていたばば。
停電した途端に、レンジは使えない。
トースターも使えない。
シャワーも使えない。
洗濯が出来ない。
冷蔵庫はなるべく開ける回数を減らそうと
牛乳や果物さえ出せない。
大好きなコーヒーもドリップコーヒーで我慢する。

考えてみたら、ばばが子どもの時
上記した「・・・使えない」の電化製品なんかなかった。
今は、何と贅沢な生活をしているんだろうと思う。

幸いばばの住む地域は12時間位停電し、復活した。
この電気復活の陰には、電力会社の方々の頑張りがある。
暴風の中、時折雨も降り続ける中
危険な環境の中で必死に作業して下さったお陰様で
半日の停電で終わった。
でも、今朝のニュースでは、
同じ徳之島でも、三町では、まだ1万軒くらいは停電したままだと報道されていた。
電力会社の方々の人数だって、限られているし
断線とか、電柱が折れたとか、不具合になった部品がある・・・・とか
それぞれの停電の原因を突き止め、ひとつひとつ解決していくのは
本当に大変だなあと思うし、
黙々と作業をする方々に感謝の気持ちでいっぱいだ。

台風で、お店が閉まったり、停電したり、断水したり、
崖崩れがあったり・・・色々な被害があるけれど
それは、自然が人間に、普段は考えない何かを
考えるチャンスを与えてくれているのかも知れない・・・と思ったりするばば。

 

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