コンサート他、奇跡?

10月4日(土)曇時々小雨
台風18号の影響はもう出始めている。
風が強い!
被害が出ませんように・・・・

昨日昼2時、母は2週間ぶりに退院、
そして30分後、ばばは文化会館での
「鹿児島県警察音楽隊ふれあいコンサート」へ駆けつける予定だった。
病院から文化会館まで駆け足で行けば3分。
ギリギリ間に合うかな?

まず、11時30分までにじじの昼食準備。
それから病院へ行き、母の身の回りの品々を片付け
昼食介助・・・帰宅してじじと昼食を共にし
姉と1時半に待ち合わせ、姉を文化会館前で降ろし
ばばは、又病院へ帰り、入院費の支払いを済ませ
介護施設の方が迎えに来てくれるのを待つ。
ここまではスムーズに行った。
母のベッドの横で待っていたが、
施設の方が2時になっても来てくれない。
待つ間に、母に靴下を穿かせたりして準備をしていた。
母は、食事の時から、ずっと目を閉じたままで
食事も全てばばがスプーンで・・・・
助聴器を使って話しかけても反応無し。
(このまま施設へ戻って大丈夫だろうか?)
と、不安が募る・・・・
2時20分頃になって施設からお二人職員さんが来て下さった。
母に「お家帰ろうね」と話しかけながら車椅子に乗せると
母は初めて目を開け、周りを見回し「はい」と返事。
そして、ばばにも手を振った。
入院以来初めてのことだった。
介護施設の車に母を乗せ、見送って文化会館へ走った。
コンサートが終わったら、介護施設へ行って
母の夕食の様子を見てこよう・・・と思いながら・・・
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コンサートは始まっていたが、ばばはそっと後ろのドアを開けて会場へ。
600席のうち、ほぼ500席は腸内の中学生と先生方が座っていて
後ろ100席のうち、約40席位に一般の方が座って居た。
姉の姿を探し、姉の席の近くに座った。
舞台では「腹話術」を使って「交通安全」についての演目が始まっていた。
特に夜間の自転車の乗り方について、ユーモアたっぷりに語りかけ
聴いている中学生達も、素直に受け答えしながら反応していた。

腹話術が終わると、いよいよコンサート開始。
隊長さん初め32名の隊員さん達が全身真っ白のスーツで舞台に並んだ。
曲は、ばばがよく知っている曲もあれば、知らない曲もあったが
きっと中学生を対象に選曲したのかも知れない。
アメイジング・グレイス・花は咲く・ルパンのテーマ・アナと雪の女王、風になりたい
他にもテンポが良く、しぜんに手拍子をしたくなる曲も数曲。
舞台と客席が一体になって、ついつい体が動き
歌詞を口ずさみ、手拍子をする・・・・
そんな楽しい楽しい演奏だった。
曲の合間に進行係の隊員さんが色々話すのだが
それが面白くて、会場は和気藹々とした雰囲気に・・・
指揮をする隊長さんからは楽器の紹介などもあり
紹介された楽器を演奏する方々がそれぞれに短い演奏をしてくれた。

昨日演奏された曲は、全て素晴らしかった。
ばばは、昨日の隊長sんの話を聞いて、
初めてアメイジング・グレイスの曲の由来を知った。
この曲は、昔、奴隷の売り買いをしていた人が
ある時、大時化に会い船が沈没しそうになった。
その時に「神様・・・助けて下さい」と神にお祈りしたら
時化は収まり、無事、船は港に着くことが出来た。
この出来事をきっかけに、奴隷売買をしていた人は心を入れ替え
ついには牧師さんになり、たくさんの賛美歌を作ったそうだ・・・・
ばばも大好きな曲だけど、こんなエピソードは知らなかった。
又、東日本大震災の復興ソング「花は咲く」は
聴いているうちに、何故か胸がいっぱいになり涙が溢れそうになった。
音楽の力って凄いね。
あっと言う間の1時間30分だったけど
コンサートが終わって会場を出る人達の顔は
どなたも穏やかだった・・・
県警殺音楽隊の皆さん、素晴らしい演奏ありがとうございました!
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演奏の余韻を胸に、帰宅ししばらく雑用を済ませて
介護施設の戻った母の様子を見に行った。
すると!驚くべき光景が!
母が、ばばと姉を見つけて、満面の笑顔で手を振り
更には、お箸で食事をしている!
信じられない!
その日の昼までは、全て介助してもらっていた母と同一人?と
目を疑いたくなるような光景だった。
ばばも、「うんうん」と頷きながら母に手を振った。
食事中だったので、あねとばばはすぐに施設を後にしたが
足取りも軽く「信じられないねぇ」「あれが本当のお母さんだよ」
と言いながら車に乗り、帰宅後、じじにも即報告し、じじ妹にも電話した。
良かった!良かった!
バンザ〜〜〜イ!

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ばば
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