先輩の手料理に感謝!

10月30日(水)晴れ
夕べ、電話が鳴った。
台風24号の直前、じじが撮影中出会い、
初対面だったじじにドラゴンフルーツを下さった
Iさんの奥様からだった。
ばばは、Iさんも、その奥さんの顔も知らない。
見ず知らずのじじに、2回もドラゴンフルーツを下さったので
いただきっぱなしでは申し訳ないと
ばばは、ツワブキやパパイヤと生姜の佃煮、おはぎなどを作って
ほんの気持ちだけ、じじに届けてもらった。
その晩、すぐに電話が来た。
「気さくなおば様」という感じの方だった。
じじに「Iさんの奥さんって、何歳くらいの方?」と聞くと
「う〜〜ん,70才は超えてるかなぁ」と言う。
どんな方だろう?
一度はお目にかかりたいなぁ」と思っていたら
4,5日前の夕方電話があり、我が家の近くまで行用事があるから
どこそこまで出て来てくれないだろうか?という内容だったらしい。
電話を受けたのがじじで、じじは奥様の顔も知っているので
小雨の中、じじが指定された場所に行くと、
奥さんが颯爽と軽貨物を運転して来て、
じじにドラゴンフルーツとキュウリを持たせて下さった。
時季外れの見事なキュウリだった。
ばばが御礼の電話をすると、
「いつも、ありがとうね〜」と言われ、その後
数日前、ばばが作るツワブキの佃煮とパパイヤと生姜の佃煮の
レシピをじじに言付けてあったので、更に詳しい調味料の事等聞かれた。
そして、「遊びにおいでね〜会いたいね〜」と言われた。

一昨日の晩、又電話があった。
「30日は家にいる?こちらの集落はその日が祖先祭だから
あなたにもお餅を食べさせようと思ってよ〜」と仰る。
まぁまぁ、ありがたいこと。
さらに、「出かける前に電話をするから、携帯番号を教えて」と言う。
携帯の番号は・・・と思ったけど、ばばが告げると
「もし、私が携帯からかけて、あなたが知らない番号を見て
ビックリしたら困るから、今すぐかけてみるわ」と仰って
数秒後にばばの携帯が鳴った。
そして「この番号、登録しておくね〜」と言われたので
ばばも「私も登録しますね」と答えた。
ばばより10才くらいは先輩らしいけど
恐るべし実践派!
携帯を使い始めて、やっと4年目のばばだけど
Iさんは、きっとばばより以前から携帯も使いこなしていたはず・・・・

30日は、別に出かける用事も無いので「家にいますよ」と答えたら
「そう。じゃ〜又ね〜」と電話は切れた。
30日と言ったって、何時頃いらっしゃるのか、時間は分からない。
終日家にいることにした。

と、2時10分ほど前に電話が来て
「今から行くから、あなたの家は何処らへん?」と聞かれた。
ばばが場所を告げると、
「今、家を出るから、あと5分くらいで着くからね」と電話は切れた。
待つこと7,8分。
ばばが家の前で待っていると、軽トラックが止まった。
運転しているのは70才後半くらいかなぁ・・・と思われるIさん。
そして、助手席には優しそうなご主人が・・・・
車を止めるや「いつもありがとうね〜とお二人で言われ
ご主人が袋をばばに手渡した。
ばばも、気持ちばかりのものを準備していたので渡した。
これから、隣町に住むお孫さんの所へご夫婦で行く途中だと言う。

本当に気さくで優しそうな老夫婦だ。
「その中にね、タコを茹でて入れてあるからね」と奥さん。
「ありがとうございます」と御礼を言うばばに
「あなた、出身は何処ね」と聞くので
「どこそこです」と答えると、「あ〜ぁ、だったら○○さん知ってる?」と聞かれた。
ばばの実家の近所に住む先輩だったので、「分かりますよ」と答えると
「そうね〜実は以前、近所に住んでいた頃は親子みたいに親しくしていたのよ」と。

話している間も、ひっきりなしに車が通るので
ばばは気が気ではない。
ひとしきり話した後「じゃぁ、旦那さんと一緒に写真写しながら
遊びにおいでね」と言って下さり、車をスタートさせた。
目的地まで結構遠いので、ばばも「どうぞ、お気を付けて」と手を振った。

いただいた袋を持って家に入る。
まだ、暖かさが残っている。
できたてのお餅を持って来て下さったのかな?
ばばは、白餅かな?と思っていたが、よもぎ餅と黒糖餅だった。
更には茹でたばかりの「タコ」、それから掌くらいの大きさの豚肉の煮物、
大きな椎茸の煮物、エビ、豚骨・・・・
と、大きな折り箱の3個に入れて持って来て下さった。
こんなにいただいてどうしましょう?

知り合って間もないし、ばばは今日が初対面だったのに・・・
ずぅっと以前からお互い知っているかのような・・・そんなIさんご夫婦だった。

別れしなに「これからも仲良くしようね」と仰って下さった。
ばばも「こちらこそよろしくお願いします」と応えた。

人間と人間・・・・
つい、一月前まではぜんぜん知らない他人同士だったのに
手作りの品々を持って来て下さるようなご縁ができた。
不思議なものですね〜
じじが、あの日、あの場所で写真撮影していなければ
このご縁は無かったかも知れない。
・・・と考えると人と人のご縁なんて、ほんの数分の時間でも
結べることがあるんですね。

じじとばばより遙か先輩のIさんご夫婦だけれど
今後もIさん宅の近くへ撮影に行く時は、気軽に立ち寄って
世間話でもできたら良いな・・・と思う。
このご縁、大切にします!

ご縁と言えば・・・・・
夕べ姉が小さなタッパーに入れたおかずを届けてくれた。
姉のご近所さんでTさんという、おばあちゃんが
「妹さんに」と届けて下さり、姉がそれを持って来てくれたのだが・・・・
「大根はね、自分の畑で作って、その大根を切り干しにして炊いたって。
椎茸も中国産でなく、国産を使っているからね〜」と言って渡したらしい。
このTさんも80才をとうに超えている大先輩だ。

約1週間前、ある方のお通夜に行った帰り後ろから声をかけられ
振り向くと、Tさんが立っておられ「いつも、ありがとうね〜」と言われた。
「こちらこそありがとうございます」と返したけれど・・・・・
Tさんは姉のご近所に、ご夫婦で暮らしている。
御菓子やお総菜など、姉によく届けて下さるというので
ばばも、自分の姉を可愛がって下さってありがたいなぁという気持ちから
赤飯を炊いたり、おはぎを作ったり、ふくれ菓子や、佃煮など
姉に持たせる時は、必ずTさんご夫婦の分も準備し
でも、「妹から」とは言わずに渡して欲しいと姉に託していた。
いつの間にか、ばばが作って姉に言付けているということが分かったらしく
わざわざばばに感謝の言葉をかけて下さったり
手作りのお総菜を届けて下さるようになった。
姉をメッセンジャー役にして。

今日のお昼は、Tさんの煮物をおかずにご飯を食べた。
大根も椎茸も空豆も、味がしっかり染みて「懐かしいお母さんの味」。
美味しかったです。
ご馳走様でした、Tさん。

Tさんは、生姜チップス作りの達人なので
今度是非教えていただきたいと思っている。

Iさん,Tさん、大先輩だけどこちらから気軽に声をかけ
色々教えていただこう。

先輩ってありがたいですね。

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ばば
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