ばばの周りでは、よくある話?

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5月10日(月)雨時々曇

一昨日は、天気が良かったので、

夕方の散歩はドライブがてら和瀬池と諸田池に行くことに。

姉にも電話をし、我が家まで下りてきてもらうことにした。

3時を少し回ったので、「さぁ、コーヒーでも入れて、お茶にしましょ」と準備。

美味しいコーヒーに、スイーツ。

「じじ〜お茶にしましょ」。

・・・と、そこへ「ばばちゃ〜〜ん」とばばの友人Rちゃんが訪ねてきてくれた。

Rちゃんは時々立ち寄ってくれる、可愛い後輩だ。

昨日は、わざわざ掘りたての葉付き人参を届けてくれた。

「上がって、上がって。ちょうどお茶にしようとしていたの」と誘った。

Rちゃんも上がってくれ、楽しいおしゃべりをした。

じじとばばが散歩に出ることを知っているので

「じゃ、またゆっくり来ますね。お散歩行ってらっしゃい」とRちゃんは階段を下りた。

ばばも、ウエストポーチなど準備して家を出ようとしたら、Rちゃんが

「ばばちゃ〜〜ん、鍵忘れてありませんか」と戻ってきた。

そして、さっき座った場所や、人参を置いた場所、玄関、踏み台の下など

探し始めた。

「どうしたの?」とばば。

「車の鍵がないんです」とRちゃん。

でも、我が家でRちゃんが動いた範囲に鍵は見あたらない。

「もう一回、バッグの中や座席の下など落ち着いて見てごらん」と言いながら

ばばもRちゃんの車のところへ下りて行った。

Rちゃんは、先日、車を車検に出したそうで代車に乗ってきていた。

二人して、鍵の入り込みそうな所をくまなく捜したが鍵は見つからなかった。

Rちゃんは代車を借りた車屋さんに電話を入れた。

もし、合い鍵があれば借りようと・・・・・

ところが、合い鍵はないという。

「代車には合鍵が無いんだって・・・」と落胆したRちゃん。

今度は、鍵の専門屋さんFさんに電話した。

すると、Fさんは隣町に行っているので、用事をすませて直ぐ行きますとのこと。

だが、考えてみると、隣町と言うことは・・・・・・?

Fさんがいる場所によっては、こちらへ着くまで1時間近くかかると思われる。

ましてや用事が長引けばもっと遅くなるだろう。

パニック状態のRちゃん。

ばばも気が気ではない。

・・・というのも。Rちゃんは我が家のお向かいの駐車場に無断で駐車していたのだ。

ふだん、お向かいの住人は夕方しか帰っては来ないし、車は1台しか駐車しないので

充分場所の余裕はあるが、勝手に他人様の駐車場に車を止めていては・・・と、気を揉む。

その後は、散歩の準備をして我が家へ来た姉も一緒になってRちゃんの鍵探し。

じじはじじで、「スズキの鍵が家にもあったよなぁ〜。万が一合わないかなぁ〜」と

一縷の望みを託してRちゃんの車に差し込んでみたものの、当然のことながらエンジンはかからない。

我が家に人参を届けてくれたばっかりにRちゃんに大出費をさせてしまう。

申し訳なさでいっぱい。

じじがばばに「今,Rちゃんはパニック状態にあるから、ばばが一緒になってじっくり捜してごらん」と言う。

ばばと姉とRちゃんで捜せる場所はこれ以上はないというところまで探した。

車の下まで何回も見た。車のシートも上げて見た。

車からばばの家まで道路を横切ら無ければならないので、道路も隅々まで見た。

もしや、側溝のブロックの隙間に落ちたのでは?とそこも見た。

ハッキリ見通せる何も無い階段までも一段、一段目を凝らして見た。

・・・・・そして、遂に・・・・・

ばばは最後の手段をとることに。

警察に電話をしてみたのだ。

「すみません。ここ2,30分くらいの間に車の鍵の落とし物は届いていませんでしょうか?」と。

「しばらく待ってて下さいね」と言う警察の方の応対に

「もしや?」と淡い期待を抱いて待っていたが

「今のところ、2,20分以内に鍵の落とし物は届いていませんね」とのこと。

あぁ〜〜どうしよう・・・・

他人様の駐車場に止めた車は動かせない。

鍵屋さんは来ない。

車が来る方向をちらちら見ながら何度も何度も探すけど

たった一本の鍵が出てこない。

そのうち,Rちゃんは「ばばちゃん〜〜もう散歩に出かけて下さい。

大丈夫です。もうすぐ鍵屋さんも来るはず。

このハプニングがあったことで、ある種災難を逃れたと思えば良いんですから・・」と言う。

そして、我が家まで又階段を上がり「じじさぁ〜〜ん。もう散歩に出かけて下さい」と言う。

じじも、ばばも「はいはい。行くから、行くから」と言いながらも散歩に行く気にはなれず

ずぅっと鍵を探し続けた。

どのくらい時間が経っただろうか?

まだ、鍵屋さんも来ないので、もう一回Rちゃんの持ち物も一つ一つ動かさせて探させてみた。

ジリジリ照りつける太陽も熱いので

Rちゃんは何気なく座席に置いた白い帽子を取ってかぶり、又、探し始めた。

しばらく経って、Rちゃんは、また何気なく帽子を脱いだ・・・・・・・

すると!!!!信じられないことが!!!!

Rちゃんが脱いで二つに畳もうとした帽子の中に、見慣れた形が!!!!!

ワァオ〜〜〜〜〜

思わず、Rちゃん、ばば・姉は拍手。そして小さく手と手をタッチ!

と同時に、3人一斉にはじけるように笑い出した。

笑った、笑った、笑った〜〜〜1週間分くらいまとめて笑った。

とうとう涙まで出てきた。

Rちゃんは泣き笑いしながら「おっちょこちょいで、ごめんね、ごめんね」と謝った。

「Rちゃん、まずは鍵屋さんにキャンセルの電話しないと・・・」と急に現実に戻ったばば。

Rちゃんは直ぐ電話をして、鍵屋さんへのお願いをキャンセル。

・・・・・Rちゃんが我が家へ来てから鍵が見つかるまでの、この間、

時間にすれば50分くらいだったろうか?

長い、長い時間にも思えた。

誰もが、ホッと安心し力が抜け、心から「良かった〜〜」と叫んだ。

Rちゃんも、無事運転して帰った。

その後、律儀にも夜にはお詫びのメールまで入れてくれていた。

本当に良かったよ〜〜鍵が見つかって。

次元を越えて、どこかへ飛んでいったのかとさえ一時思ったんだもの・・・・

そうそう、鍵と言えば?????

我が家の次女、みーちゃんも去年夏、帰省した時

家についてキャリーバッグを開けようとしたが鍵が無く・・・

確かに東京を発つ時はあったと・・・・半パニック状態。

こういう時、一番頼りになるのがじじ。

じじは、様々な魔法の工具を詰めたバッグを持ってきて「チョチョイのチョイ」と開けてくれた。

その後・・・鍵は思わぬ所から出てきたんだよねぇ〜。

以前も書いたけれど、何と!、みーちゃんのまとめた髪の中に鍵は紛れ込んで?いたのだ。

どうして???

こんなことって有り?

普通の人には無いよね〜。

でも、「不思議ちゃん人間=ばば」の血をしっかり受け継いだみーちゃんには

たまにこんなこともあるんです。

ごめんねぇ〜。

約1年前の、我が家の鍵騒動まで思い出してしまったRちゃんの失踪顛末記でした。

おしまい!

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