島口ことわざかるた

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ちきぬかげやくでぃまうやぬかげやくみな
月(ちき)ぬ影や踏(く)でぃま親(うや)ぬ影や踏(く)みな
お月様の影は足で踏んでも、親の影だけは踏みつけるな。それほどに親はありがたく尊いものだという事。


ちきょてぃかきょうで
付合(ちきょ)てぃか兄弟(きょうで)
知らない仲でも親しく付き合っていれば やがては兄弟のように仲良くなる。


ちゅーうやもいどぅ どぅうやもい
他人(ちゅー)敬(うやも)いどぅ 自分(どぅ)敬(うやも)い
他人を敬うやさしい心づかいは 自分もまた他人から尊敬される。


ちゅーどぅうに
人(ちゅー)どぅ鬼(うに)
「人間こそ鬼だ」
人間は鬼のように怖いところがある。
人を惑わすのも、社会を乱すのも、戦争で殺し合いをするのも人間。


ちゅーぬきむや びらばなちんばるん
人(ちゅー)ぬ肝(きむ)や びら葉な包(ちん)ばるん
人の心はニラの細い葉にでも包めるような細やかなものである。
細やかな心遣いや気配りは、人間関係を深めていく上で大切である。


ちゅーまねしかまーなるい
他人(ちゅー)真似しか馬(まー)なるい
他人のまねをすると、失敗することが多い。


ちゅーやくくる まーうしやちきゃら
人間(ちゅー)や心(くくる) 馬(まー)牛(うし)や 力(ちきゃら)
人間は豊かな心を持つことが大切、心(情)のない人間はいくら学問ができても財産があっても尊敬に値しない。力のない牛や馬は使いものにならない。


ちゅいがさきや せんがさき
一人(ちゅい)が先や 千が先
一人の人間の付き合いの相手は千人もいる。
人間の付き合いは相手が多い。


ちゅうちぶしゅむんや どぅまちぶしゅん
他人(ちゅう)潰(ちぶ)しゅ者(むん)や 自分(どぅ)ま潰(ちぶ)しゅん
人を踏み倒すものは、天罰が下って、必ず自分もつぶれる(自滅する)。


ちゅうぬくとぅしわーさんくとぅやねん
他人(ちゅう)ぬ事(くとぅ)し悪(わー)さん事(くとぅ)や 無(ね)ん
人のためになることをして悪いことはない。