後悔先に立たず
3月17日(日)曇り後小雨
※画像は我が家のムラサキシキブです。
鳥がタネを運んで来てくれたのか?数年前、菜園の隅で芽を出し、
今では実を付けてくれるようになりました。、
朝からドンヨリ曇った天気の徳之島でしたが、昼過ぎから小雨が・・・・
じじは午前中、撮影に行って来たけれど、ばばは出かける予定もなく
朝から押し入れを開けて断捨離。
と言っても衣類ではなく、今日は紙類や食品を全部出して、
使うか使わないか分別し、使わない物は、明日の可燃ゴミに出すべくゴミ袋に。
つい先ほどまでで作業終了~自己満足は、している。
退職後によく聞いた「断捨離」という言葉。
本も買って読んだ。
そして、仕事をしていた当時の書類とか、読んでいた本とかも、どんどん捨てた。
子ども達にも言われたが「お母さんは、捨てるとなると、パッパパッパ捨てちゃうよね」って。
捨てても後悔することのない物を選んで捨てているつもりだったが
しばらく経って「あれは、捨てなければ良かった!」と後悔し、その思いは未だに続いている。
捨てて後悔した、唯一の物・・・それは、マンドリン。
学生時代に買って、演奏会に向け、精一杯練習し文化センターで演奏した。
その後、卒業まで同好会で練習を続けた。
社会人になって、1年目は臨時採用で、2年目に正式採用された。
1年目は無我夢中で、マンドリンを触る余裕もなかった。
2年目、正式採用になった職場は、集落の方々との交流会もよくあり
青年団が活躍していた。
ばばは、当時は運転免許もなくて集落内に下宿していたので
青年団の方々の集まりに出たりしていた。
その時、敬老会で青年団の方が演奏を披露することになり、ばばにも声がかかった。
ギターが中心であったが、ばばはマンドリンで参加することになった。
と言っても、当時ババの周囲でマンドリンを演奏する人はひとりもいなかったので、
仕事を終え、下宿に戻り、自分の部屋で練習を続けた。
何の曲を演奏したかは覚えていないが、拍手喝采で嬉しかったし
集落の若い方々と一緒に演奏できたことがとても嬉しかった。
それから3年ほど経って、じじと結婚し、加計呂麻へ渡り
娘達も誕生したので、マンドリンを弾く機会は無くなり、しぜんと触らなくなってしまった。、
それでも島に戻ると、たまには触っていたかも知れないが
そのうち押し入れに入れたまま触らなくなった。
何年もその状態が続き「どうせ島でマンドリンを弾く人もいないし
演奏会ということもないだろう」と思い、ある日、マンドリンをゴミに出した。
今にして思えば「何て勿体ないことをしたんだろう?」と猛反省。
周囲に迷惑をかけないように、小さな音で、ひとりでも弾いて楽しめたのに・・・・
今から買ったところで、どうしようもないかな?
じじにギターを買わせて、ふたりで演奏会でもするかい?
「後悔先に立たず」と言うけれど、マンドリンを、いとも簡単に捨てるなんて・・・
猛反省しつつも、身の回りで「不要」と思ったら、
思い切りよく捨てる、ばばの性格は変わらないなぁ・・・・