現実は厳しい

12月13日(水)曇り後晴れ

徳之島、今日も穏やかな天気です。

何をするでも無く、ダラダラしていたらあっという間に時間は過ぎていく。

じぃっと座っていたら、眠気がして、眠り込みそう。

自分で、自分に気合いを入れる。

庭に出て、植物を眺める。

過日、殆どの葉っぱを、何かの幼虫に食べられた「ハナキリン」が咲き出した。

葉っぱは大きく食いちぎられたまま、上下20輪近くの花が・・健気だなぁ。

グウタラグウタラしている自分が恥ずかしくなる。

仕事をしていた時は、張り合いもあったのに、退職後は、時間が経つにつれて怠け癖が・・・・

最近、仕事をしていた頃の事を、よく思い出す。

昨日昼過ぎ、電話が鳴って出ると、かつてお世話になった、おばちゃんの家族の方からだった。

ばばが着任した際、沢山の盛り皿を準備して、ばばを迎えてくれた、おばあちゃん。

現在は、もう90才を超えておられる。

夏と冬に、ちょっとしたおやつ等送ると「ばばちゃん、ありがとうね、いつまでも忘れないでいてくれて」

と、いつも電話口で泣きだしていた。

夏に電話をもらったときには「ばばちゃん、元気?私は毎日、元気に散歩しているよ~」と話してくれた。

そのおばあちゃんが、最近は転んでしまうことが多くなり

怪我をして入退院を何回か繰り返していたそうだ。

現在も入院中で、もうすぐ退院は出来るそうだ。

あの、元気なおばあちゃんが・・・・話を聞きながら、悲しくて・・・・・

おばあちゃんが元気なうちに、もう一度、おばあちゃんに会いに行こうか?

と、じじとも話していたのに、実現しないまま何年も経過してしまった。

ばば自身が子どもの頃は、集落の、60、70代の先輩方を見て

「おじいちゃん、おばあちゃん」と思っていた。

でも、いざ、自分が、その年代になると「まだまだ若い」と、都合良く思ってしまう。

40代の頃、知らない若者から「おばさん」と呼ばれたときは大ショックだった。

幼い頃は、早く大人になりたくて

「大人になれば、あんな事も出来る、こんな事も出来る」とワクワクしていたけれど

大人になったら、幼かった頃に想像していたことなんて、夢物語。

現実は、厳しい。

その厳しさの中で揉まれながら、生きていかなくてはならないんだよね。

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