広場恐怖症
4月29日(金)曇り時々雨
今朝起きた時、カーテンを開けると「あっ、今日は晴れるぞ!」
と言いながら階下へ。
濡れ縁へ出ると、真っ青な空が見え、気持ちよい。
※画像は2週間ちょっと前の、空ですが、最近、青空は見えないし
雲もグレーで、今にも雨が降り出しそう・・・という雲が多いよ。
ササッと朝食を整え、じじに声をかけた時は、さっきの青空は何処へやら
空一面の雲。
「じじ、さっき私が降りてきた時は、真っ青な青空が見えたのよ。
だのに、もう、曇り空」と言うと「まるで、ばばみたいだな」って。
続けて「ばばの心と春の空」って・・・えっ?意味分からないんですけど・・・・
という1日のスタート。
数日前、ラジオで「広場恐怖症」という言葉を耳にし、えっ?っと思った。
ばばは「閉所恐怖症」だけど、「広場恐怖症」っていうのもあるんだね。
ある、元プロ野球選手が、自分は広場恐怖症で、飛行機とか電車に乗るのも恐くて
以前、移動のため飛行機に乗り込んだけど、すぐに降りてしまった・・・と話していた。
「広場恐怖症」・・・ネットで調べてみた。
「広場恐怖症のことを、空間恐怖と言うこともあります。
広いショッピングモールでは「大勢の人に囲まれた」と考え怖い人や
エレベーターや自宅のお風呂、トイレなど狭い場所だと「人が助けに来てくれない」と考え
鍵がかけられない人もいます。
物理的には、何も制約はないのに行列に並ぶのがが怖いと言う人もいます。
広場恐怖は、広い場所を怖れる病気ではなく、逃げられない、
発作が起きたときに助けを求められない場所・状況を怖れ、避けることをいいます。」
という説明などがあった。
ばばが、自分が閉所恐怖症と思ったのは、あるきっかけから。
もう、ブログにも何回も書いているが、最初は、ある病院で
地下駐車場に降りるためエレベーターに乗ったのだが、ばば以外誰も乗っていなくて
地下についても、エレベーターのドアが開かず、上の階に行くためのボタンを押したり
内側からドンドンと扉を叩いたが、エレベーターは動かず、外に誰も居なかったのか?
もう、パニックで、どうにかなりそうだった。
気づいてもらえず・・・その後、しばらくしてドアは何事も無かったように
すーっと開いた。
ほんの1,2分くらいの出来事だったと思うが、あの恐怖の時間は数時間にも思えた。
もう1回は、出勤前、自宅トイレに入って、内側から鍵をかけた。
用を足し終え、鍵を開けようとしたら開かないっ!
その時は「開けてっ!開けてっ!」とドアをドンドン叩いたが
家族は出かけた後だったのか?誰も気づかず、出勤時刻は迫っているのに
パニックで、仕方ないので自分の拳で、ガラス部分を打ち割った。
ガラスの部分は割れて、その隙間から手を出し、外側のドアノブを回して何とか外へ出た。
無我夢中で、気づかなかったけれど、細かく割れたガラスの破片が飛び散り
自分の右手の腕にも小さな破片が突き刺さっていたので、慌てて引き抜いた。
しばらく経って、傷口から血が出始めたので、タオルを巻いたのか?
どのような処置をしたのかも忘れたが、そのまま車で出勤した。
職場について、一息ついたとき、急に鋭い痛みを感じた。
ガラスの破片が刺さったり、割れたガラスで切った傷が複数箇所。
それでも、気が張り詰めていたせいか、そんな大事とは思いもしなかった。
その後、病院へ行くほどのことも無く済んだが、家族や周囲からは呆れられ
「何で、素手でガラス割るの?トイレ掃除用のブラシや、タオルもあったでしょ。
それに、履いていたスリッパで割れば良かったのに」と言われた。
でもね・・・・そこまで勘あげる余裕が無かったのよ、あの時は。
それ以後、似たような体験をした友人から
「私は、トイレに入る時はドアを小さく開けたままにしておくよ」と言われた。
エレベーター事件と、トイレ事件のふたつの体験から、ばばは閉所恐怖症になってしまった。
滅多に無いんだけど、今でも、数年に1回くらい、寝ていると周囲からギュ~~ッと
押しつぶされそうな恐怖感を感じることがある。
数日前の、元プロ野球選手の話を聞きながら、ふと昔の事を思い出したばばでした。