涙が出そうに・・・
12月15日(火)小雨模様
今日も今日とてドンヨリ天気の徳之島。
何で、こんなに??って思う位。
だけどね、一昨日と昨日は、コロナ感染者がゼロだったって。
毎晩、町長さんが夜7時過ぎ、町民に直接呼びかけている。
少し気分が明るくなったけど、まだまだ油断大敵。
コロナ、コロナと気にはしつつも、世間は師走の慌ただしさ・・・・・
午前中、郵便局へ行ったついでに、近くのスーパーへ寄ろうと
駐車場へ行ったら、満車。
仕方が無いから、別のスーパーへ。
ここも満車だったけど、ばばが行ったタイミングで、1台分空きが出てラッキー
と、車を入れたのは良いが、左側に駐車している車とは、ギリギリ。
ササッと買い物を済ませ、車に戻ると・・・・
ばばの左側に駐車した方が、運転席に乗ろうとしているけれど
自分の車と、ばばの車の間があまりに近すぎて、乗り込めずにいた。
ばばを見たら「これ、あなたの車?」と聞かれたので「はい」と答えた。
ばばが謝る必要は無いと思ったけど「すみません」と言いつつ運転席に。
ギアをバックに入れ、左右を見るけれど、次から次へと車が来る。
四つ角になっているので、東西南北、どこからも車が来るから
なかなか車が出せない。
見かねた男の方が、ばばの後ろに行って、誘導までしてくれたが
ほんの3〜5分の間に、何十台の車が行き交ったことか?
やっとの思いで、車を出し、大通りへは出ず、裏通りから帰宅した。
これから、近場は歩いて買い物に行こうと思うけれど、この天気じゃなぁ・・・・残念!
今日は、我が長女の誕生日。
※ 画像は、娘からプレゼントされた、ばばが1度は育てたかった、キンモクセイ。
この木を見る度に送ってくれた、娘の事を思い、感謝している。
夕べから、じじとふたりで「明日は、忘れずに朝の内にメッセージを送ろうね」
と、話していたので、朝食後、すぐにメッセージを送った。
するとお礼の返事が来て、ばば姉や妹からもメッセージが届いたとのこと。
ありがたいね。
彼女が生まれた日のことは未だに忘れられない。
じじとばばにとっては、初めての子ども。
当時徳之島には参加のある病院は一軒だけで、
産婆さんの所でお産をする人もいた。
産婆さんが、家まで来てくれて補助?してくれていたのかな?
ばばは、最初から病院で・・・と決めていた。
じじの実家が病院へも近いので、ばばは数週間も前から
義両親と一緒に暮らし、お産に備えていた。
じじは、加計呂麻で勤務していたので、ばばだけ帰省していた。
お産の数時間前に義父が、車でばばを病院へ連れて行ってく入れた。
病院へ行って、数時間で、無事出産は終わったが
ばばは、初体験で「産みの苦しみ」を実感した。
頭も朦朧としていて、長女を抱いた時の感想なども憶えていない。
しかし、義父は我が長女を見て、じじに電話でこう言ったそうだ。
「この子は、君は帰らんでも良いよ」って。
でも、じじは翌日にお船で、すぐに帰って病院へ来てくれた。
その時、魔法瓶(懐かしいね)に、お湯を入れて、車に積んで
病院へ向かっていたが、家のすぐ近くの坂で魔法瓶が倒れ、お湯は殆ど零してしまったって。
病院へ来たじじは、我が子と対面し、抱っこしてくれたりした。
翌日か、翌々日には又職場へ戻って行った。
それから1ヶ月以上位も、ばばは義両親に助けてもらいながら初めての子育て。
少しずつ心も気持ちも落ち着いてきた時、何故、出産直後、
義父がじじに「君は帰って来なくても良いよ」と言ったのか分かった。
ばばが初産で、陣痛が長くて、長女は生まれた直後には産声も上げなかったんだって。
そこで、お医者さんか、病院にいた産婆さんが長女を逆さにして振るようなことをしたら
やっと産声を上げたらしい。
それに、出産直後の長女は痩せてガリガリで、この子、大丈夫か?
って、義父は最悪なことまで考え心配したらしい。
でも、日々生長する孫を見ながら、義両親は何から何まで手伝ってくれた。
あの寡黙な義父が、孫を抱いて、歌いながら踊ったりするのを見て
信じられない位だった。
孫って、こんなに可愛いのかぁ〜と、思った位だった。
その後も、我が長女は、じじとばばが加計呂麻で勤務していた約3年間、
義父母が育ててくれた。
あれからウン十年。
もう、今では、じじとばばより、色々な事を知り、時にはアドバイスもしてくれる。
そんな長女が、じじとばばが送ったメッセージへの返事に
「病院に向かう若かりし日のお父さん、お母さんを想像して、
なんか不思議な気持ちになったわ〜。
お父さんとお母さんの娘、長女として生まれてこられた事を毎年誕生日に感謝しています。
同時に妹ふたりの姉である事にも感謝してます。
沢山の人たちからの愛情たっぷり良い環境で育んで貰って、今の私があると感謝しながら・・・」
というような事が書いてあって、読みながらばばは涙が溢れそうになり
じじにも読んで聞かせて、朝からふたりしてウルッウルでした。
じじとばばこそ、子ども達に「ありがとう!」と言いたい。
遠く離れて暮らす、子ども達。
近くにいれば、言葉を交わし、時には一緒に食卓を囲んだりもできるのに叶わない。
今年はコロナ禍で、ばば達も旅行も出来なかったし、
子ども達の帰省も叶わなかった。
来年の夏には、又、みんなで賑やかな時間を過ごせたらなぁ・・・と、
今から願っている、じじとばばです。