まさか!
8月17日(月)晴れ
物凄い異音と共に、助手席側の前のタイヤがパンクし
知人やじじのおかげで、何とかタイヤ交換をしてもらい
ホッとして、帰宅の途についた・・・・と昨日のブログに書いた。
その後、まさか、あんなことが起きるとは、その時点では夢想だにしなかった。
心配して、ばばの後から走っていたじじを先に行かせて
姉と2人は、そのままいつも行く魚屋さんへ・・・・・
あまり陽の当たらない陰に車を停め、買い物を済ませ
「さぁ、帰ろう」とした時「ブォ〜〜〜〜」という船の汽笛が聞こえた。
碧い海と空、そして今、正に港を出て動き出した定期船、
「写真に撮ろう!」と思い「写真撮ってから帰るね」と姉に言って
海に向かって何回かシャッターを切った。
その後、ばばは運転席へ、姉は助手席へ・・・・
姉が「あれっ!又パンクしているよ」と言う。
エェッ、信じられない!
車の後ろから廻って見ると、今度は左側後ろのタイヤがパンクしてペッシャンコ!
パンクはパンクでも、先ほどのお墓横でのパンクとは大違い?
激しい異音も無かったし、タイヤの下の方がペッシャンコになっていた。
こんなパンクなら、今まで見た事が何回かあるので、少しは冷静になれた。
魚屋さんに事情を話し、電話帳を借りて、
いつもお世話になっている車屋さんに電話をした。
しかし、送り盆だったので、やはり電話は繋がらない。
姉は「車を置いて、歩いて帰っても良いよ」と」」言った。
諦めきれないばば、今度は、近くにあるホームセンターに電話をした。
電話が繋がってホッとして、藁にもすがる思いで事情を話した。
しかし・・・・もう、車関係の部署は閉めてあるとのことで
出張タイヤ交換は出来ないが、車を持ってきたら、交換は出来ますとの事。
近いとは言っても、パンクしている車で行けるはずが無い。
又、じじに電話をした・・・繋がらない・・・じじ〜何処いるんだよ〜〜
もう一度かけ直したら、じじが出たので「又、パンクした。今度は左後ろ」
と言うと「すぐ行くから」と言ってくれた。
2回信号待ちをしても10分では来てくれるだろう。
何度も、何度も、じじが来る方を見ていた。
ほどなく、じじが、到着。
今回は行き交う車や人を気にしなくて良い広い場所に駐車してあったので
その点でも良かった。
ついさっき、お墓近くで、ふたりがかりで頑張ったタイヤ交換。
今度はひとりでも慣れた手つきで、作業を進めていくじじ。
何だか生き生きしているように見えるから、不思議だった。
パンクしたタイヤは取り外したが、今度はスペアのタイヤが無い!
お墓横でパンクした時、使ってしまったから・・・・
さて・・・じじは、自分の車のスペアタイヤを取り外した。
これが、難作業だった。
ばばのスペアタイヤは後ろトランクの下?に収納されていて
すぐ取り出せたが、じじのは、トランクの下ではあっても
車体の下に固定されていて、取り外すのに四苦八苦、悪戦苦闘。
何の手伝いも出来ず、ただ見ているだけのばばだけど
万が一、じじが怪我でもしないか、ハラハラドキドキ・・・・
どの位の時間が経ったか?やっとタイヤを取り出し
ジャッキを使って、ばばの車高を調整しつつ、無事取り付け完了〜
じじ、ありがとう!!!
魚屋のお姉さんも、ニコニコ手を振って見送ってくれた。
その夜は、本当に母校での元保護者のHさんと、
じじに感謝の気持ちでいっぱいだっら。
夕食時も、ずっとダブルパンクについて話した。
じじも、今までこんなパンクは見た事が無いとビックリしていた。
先ずは大きな異音。
そして、タイヤがめくれるような感じでホイルから剥がれかかっていたこと。
更には前と後ろのタイヤの横に切り傷のような穴が開いていた事。
何故か、前のドアと後ろのドアの境目辺りが縦10センチ×横15センチほど
何かに擦ったような跡が付いていた事。
その傷はタイヤからは大分上の部分。
タイヤと車体に、この傷を付けたのは、どのような場所なのか?
と言っても、午前中、じじが撮影に乗った時は異常なしだったそうで
ばばも、擦ったりひっかいたりする狭い場所を走ってもいない。
駐車もしていない。
家を出て姉を乗せ、実家のお墓へ向かう途中は、ずっと広い県道を走るし
お墓への道だって、何百回と走っていて、車1台なら楽に走れる道幅。
考えても、考えても、いつ、何処でタイヤや車体に傷が付いたのか
思い浮かばないし、そのような場所を走ってもいないのは、たしか。
昨日、じじがばばの車でホームセンターへ行き、
新しいタイヤと交換してきてくれた。
交換して下さった店員さんも、パンクした2個のタイヤの状況を見て
「こんなパンクの仕方は今まで見た事がありませんね」とビックリしたそうだ。
パンクから2日経って、少し気分的にも落ち着いては来たが
当日は色々考えたら気分が高ぶって、なかなか寝付く事も出来なかった。
結局、送り盆だというのに、ばばはお墓へも寄らずに
姉ひとりで、ご先祖様を送ってきて貰った。
ばばが、親しい先輩に、このパンクの事を話すと
「それはね、ご先祖様が、ばばちゃんに、今年はここに来ないで」
と言う意味で、あの場所でパンクをさせたのかもよ」と言ってくれた。
言われてみれば・・・・あのパンクした場所は、長姉のお墓への入り口
わずか2メートル位手前だった。
タイヤ交換まで色々考えすぎたりして、交換が終わると同時に
すぐ車に乗って帰宅の途についたので、実家のお墓へも寄らずじまい。
ご先祖様、ごめんなさい。
少し落ち着いたら、あらためてお墓参りに行きますからね。
そうそう、ばばにアドバイスをくれた先輩が、
「ばばちゃん、今回は、車の周辺、お塩でも撒いてお清めした方が良いかもね」
と言われたので、昨日、じじが出かける前に、
内心祈りながら、車の周辺をお清めし、少しだけ気持ちが楽になった。
今日も、未だに「どうしたら、あんなパンクするんだろう?」と
じじも言っているけれど、普段、予想だにできないことが
たまたま起きたんだろうね。
人生って、こんな事もあるんだよね。
今回のアクシデントからも色々な事を学ばせて貰ったばばです。