じぶんの番を・・・

3月17日(火)晴れ

気持ちいいなぁ〜〜

穏やかな陽気の徳之島です。

じじはいつものように撮影へ。

もしかしたら?タゲリとか、ハツガシラとかの珍鳥に出会えないかと

かすかに期待をしつつ、ばばはじじの帰りを待っているのだが

なかなか・・・・

でも、カメラを持って歩く、ウォーキング=体力作りと思えば良いかな?

森林浴で綺麗なマイナスイオンもたくさん吸収できるし。

じじが帰るまでを逆算し、炊きたてのご飯をあげようと、

ばばも朝食後にはお米を洗って準備!

おかずも、じじが玄関から入ってきてから作ったり温めたり。

ご飯は2日おきくらいにしか炊かないけれど、

今日のご飯は炊きあがった時からツヤッツヤで美味しそう〜

大体の目安で60グラム位を、じじのお茶碗に入れてあげたら、何と!お代わり。

それに「自分で入れるよ」って。

じじが、ご飯をお代わりするって、ほぼ無い事だからビックリもしたけど

食事がすすむって良い事だから嬉しかったなぁ〜

さて、話は変わって

植物は、誰が教えなくても花の時期には花を咲かせてくれる。

ばばが良く行く場所に桃の木が1本あって

数週間前は蕾がぽつんと数個。

それから日を追う毎に蕾の数が増え、そして蕾が膨らみ、

今は満開。

この桃の木に出来る実は、決して美味しいとは言えないらしい。

でも、美しい花姿を見るだけで心が和む。

桃の実と言えば・・・ばばの実家裏にも数本、桃の木があって

花を咲かせ、実を付けて、ばばは実が熟すのが楽しみでたまらなかった。

以前も書いたと思うけれど、入学前、何かの予防接種を受けなければならず

ある日、長姉がばばを個人医院に連れて行った。

子どもの足でも20分くらいでは歩ける距離だった。

歩きながら、姉が言った。

「泣かないで注射させたら、家に帰ってからも桃をあげるよ」って。

結果は・・・もう分かるよね。

食いしん坊ばばは、注射の痛みに耐え、帰宅後の桃を楽しみに

帰りの急な坂道もどんどん歩いた。

家に着いて、姉は約束通り、裏の畑から桃の実を数個取って来て

ばばに「泣かなかったご褒美」をくれた。

嬉しくて、すぐに食べた・・・はずなんだけど・・・・・

桃が美味しかったかどうかなど全く記憶に無い。

今の水蜜桃と比べたら、それはもう。砂糖と梅干しくらい、甘味の差はあったと思う。

60年以上も前の話だし、当時、水蜜桃なんて見た事も食べた事も無かったから

畑の隅っこに出来る桃の実でも、喜んで食べていたような気がする。

ばばが良く行く場所にある桃の木の花や実を見る度に

60年以上前の「注射泣かずに頑張ったら、ご褒美に桃」を貰っていた事を

ついつい思い出してしまう・・・・

我が家に桜の木が5本ある。

1本だけは数年前から花を咲かせてくれる。

花壇にある2本は、花が咲くまでには、あと3,4年かかるかも知れない。

でもね、今年初めて気づいた事があるの。

花が咲いた木は、花が終わった後、新しい葉っぱが出てきて「葉桜」になる。

花が咲かなかった木は???

去年まで気にも留めていなかったが、今年、毎日観察していたら

今までの古い葉っぱは全部落葉して、新しい芽が出てきて

美しい緑の木になった〜〜

枝の先の方に最後まで付いていた葉っぱも、上部と下部に、

新しい葉っぱが出てきて挟まれるような形になって、ハラリと落ちていくんだね。

新旧

※上の方の濃い2枚の葉っぱは、古い葉っぱで、あとは新しい葉っぱです。

毎日観察していて、何だか感動したなぁ〜

世代交代。

「出てくる時」、「散っていく時」を、ちゃんと分かっているんだね。

相田みつをさんの作品に「自分の番 いのちのバトン」という作品がある。

ばばは、この詩が大好きだ。

この詩の中に・・・・「過去無量の いのちのバトンを受けついで

いま、ここに 自分の番を生きている

それがあなたの いのちです。それが私の いのちです」という一節がある。

今、、人間も、動物も、植物も「自分の番」を一生懸命 生きているんだね。

庭の木や花も、ばばに色々な事を教えてくれるよ。

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