受け継ぐ・・・・
11月2日(水)晴
夕べは寒かった!
今年初めて毛布を出した。
そして、今朝は室温22度で、つい数週間前からしたら
10度も低くなっている。
ばばも,起きた時は襟巻きをして半袖の上に
長袖のカーディガンを着た。
本当に冬に向かっているんだなぁ・・・と実感する昨日、今日だ。
ばばは、若い頃は広い家が欲しいなぁと思っていた。
しかし、じじと二人暮らしになった現在
使う部屋は台所・寝室・居間があれば充分だと思うようになった。
実際、今使っているのは3部屋だけ。
じじは、パソコンをするのもベッド横の机でするし
ばばは、今の机の上でしている。
和室と、洋室一部屋ずつは,ほぼ使う事は無い。
時間の流れと共に,必要とする家の大きさも
違ってくるんだね。
先日、珊瑚を見に行った時の帰路で
先に行っていたじじが立ち止まったので、
???と思いながら近づくと「これ見てごらん」と言う。
じじが指さす先には、大小様々な大きさや形の貝殻が転がっていた。
過日のブログにも書いたが・・・
じじが言うには「ここはね、今、背負っている貝殻が
合わなくなったヤドカリたちが集まって
貝殻を交換する場所なんだって」と言う。
案内して下さったTさんが教えてくれたそうで、
じじも興味深そうだった。
小さな貝殻を背負っていたヤドカリは
先輩達の大きな貝殻をもらえるけれど、
「先輩達=大きなヤドカリたち」は、新しい大きな貝殻を
見つけなければならないから大変だね。
置き去りにされていた貝殻の中にも
見た目も綺麗な物があったけど、誰も貰ってくれなかったのかな?
後輩達に「貝殻=家」を譲り渡した先輩ヤドカリは
どのようにして、自分に合う「家」を見つけるのだろう?
興味があるなぁ?
そう言えば・・・
子供の頃、母と漬け物用の大根を洗うために
海へ行った時とか、よく「裸ん坊」のヤドカリを見たなぁ。
あの頃は,今のように「先輩が後輩に家を譲る」
なんて事はしなかったのかなぁ?
じじとばばにとって,少し大きくなってしまった「家」は
この後どうなるんだろう?
ヤドカリたちの「家替え」を見て、
ついつい自分たちの事を考えてしまった、ばばでした。
年内に,もう一度「珊瑚を見る計画を立ててくれるというTさん、
その時は,珊瑚だけで無く「ヤドカリの脱ぎ捨てた、お家」も
もっと、注意深く見てみよう・・・