「ワイド節」と「ソテツの実(ナリ)」
4月3日(日)曇り
ばばがテレビを観なくなって久しい。
都会にいる友人達から、たまに「島が出ているから観てごらん」
と連絡があったりする時だけ観る事はあるが、
年間通してもテレビを観るのは数時間くらいかな?
テレビは観ないけど、ラジオは朝起きた時からスイッチを入れる。
夜寝付くまでも聴く事がある。
ただし、NHKしか聴けないけど・・・
土曜日のお昼に「民謡を訪ねて」という番組がある。
昨日、昼食時もたまたま聴いていたら
「お国言葉で歌われる民謡」が取り上げられていた。
ばばは、すぐに「おてもやん」は、きっとかかるなと思っていたら
案の定、最初に出た。
あと2曲ほど名古屋と東北の民謡が出て、ラストが・・・
何と!何と!
奄美の「ワイド節」だった!!!
この曲は徳之島の闘牛の応援歌のような歌だ。
歌詞のいたるところに「ワイド!ワイド!」という
闘牛で勝った時のかけ声が出てくる元気な歌だ。
聴いているだけで、元気になる。
島では色々なイベントの時に、「六調」と共に良く歌われ
踊られる曲でもある。
全国版で島の民謡が紹介されたっていうことだけで
昨日のばばは、ハイテンションになって
歌が終わっても、鼻歌で「ワイド節」を歌いながら家事をしたよ。
伝統的な奄美民謡って、しっとりした曲が多いけれどて
「ワイド節」のような賑やかで元気をくれる曲も良いよね!
残念ながら、昔ながらの島唄を歌える人は少ない。
ばばも、ある唄のほんの一部分しか歌えない。
聴いても、意味も分からない。
聴いているだけで、何故か泣きたくなるような時もある。
新民謡といわれる唄は、ばばも歌える唄も多い。
小学校3,4年生頃、学芸会(当時は学習発表会なんて言わなかった)で
新民謡の「ソテツの実(ナリ)」という曲を踊った記憶があり
未だにその振りを全部覚えているというと、じじは「凄いなぁ」ってビックリしてた。
絣の着物を短めに着て、頭にはタオルで姉さんかぶりをして
小さな竹ザルを持って踊ったっけ・・・・
ソテツの実をし、なやかな手つきで収穫する動きがあるけれど
実際は、ソテツの実の周辺にはトゲトゲが沢山あるから、
しなやかな手つきでなんか収穫できないけどね。
昨日は「ワイド節」を聴いた後、じじの前で「ソテツの実(ナリ)」を
少しだけ踊ってみたけど、じじは全く興味なさそうだし・・・
あ〜〜〜あ、あ、踊って損しちゃった!