小鳥の巣、他

7月15日(水)晴れ
日中はあまりに暑いので、昨日は午後4時過ぎてから
実家の墓参りに行って来た。
台風11号が徳之島へ接近する可能性は低くなったと言うことで。
台風9号で、お墓の湯飲みや盃、それに花瓶お花が
吹き飛ばされてしまったかも知れないから
チェックがてら、行ってこようと思ったのだ。
片道30分足らず。
お墓を4カ所回って、それでも5時過ぎには帰路につけた。
お墓への台風9号の影響はあまりなく、ホッとした。

帰り道に、行きつけの魚屋さんへ寄ったら
「まだ、注文していた魚が届かないのよ・・・」って。
7月7日に最後の競りをして、それ以降
漁師さんも海へ出られず、競りもないそうで、
瀬戸内の方へ養殖真鯛でも注文しなければ
魚が全く無い状態だって。
仕方が無いので、スーパーへ寄ったら
徳之島産タコの刺身が1パックだけ残っていたのでゲット!
タコって、捕ってすぐでは無く、しばらく時間をおいてから
刺身とかにするのかなぁ?
次のスーパーへ行ったら、冷凍の、アグロの刺身が
入荷していたので買った。
5切れ入って500円ちょっと。
刺身1切れ100円以上するのか〜、高いね。
実はね、昨日は鹿児島からの下り船が1隻は入港したらしいが
荷物は昼から届いたようで、どのスーパーも
6時回っているのに、荷出しでとても忙しそうだった。
それに、一昨日、徳之島を抜港して沖縄へ向かった定期船も
昨日5時前後、徳之島町の反対側の港に入港したそうだ。
ばばが行く、魚屋さんの注文した魚は
その船で沖縄まで行き、昨日夕方遅くなって
お店から遠い港に着くことは着くらしい。
いつもなら天然の島の魚が入手できるのに
台風になると、養殖魚でさえ入手が難しい。
まだまだ船便は完全復活では無いらしい。

午前中、撮影に行ったじじが帰宅後「今日もうねりが高かった」と言った。
漁師さん達、まだまだ漁に出られないね。
10日も漁に出られない日が続くと、本当に大変だよね。

そうそう、今日はじじが、ばばにお土産を持って帰ってきた。
何だと思う?
「小鳥の巣」。

「じじ、まさか、かっぱらって来た?」と聞くと
「まさか。。。林道に落ちていたから拾って来たんだよ。
もう、雛も巣立った後だよ」と言いながらばばに見せたのは
小さくてかわいい、小鳥の巣。
それにしても、何と器用に作ってあるんだろう。
だれも、巣作りを教えはしないだろうに、小鳥の能力って素晴らしいね。
巣の大きさは、直径7センチ位。
この中に卵を産んで、ヒナを育てるんだよね。
親鳥が入ると、巣は満杯だね。
ヒナが少し大きくなったら、親鳥は巣には入れないね、きっと。
「ばば、小鳥は巣をノリで落ちないようにくっつけるんだよ」と言うので
又、?!?!?!?!!。
「ノリ?」=「糊?」
頭の中で目まぐるしく考えていると、「海とか川とかに生えている
海苔を利用するんだよ」って。
本当?
初めて聞いたよ。
細い細い植物の茎を器用に使い、数本は白くて小さな羽も使ってある。
ばばが見覚えのある草も・・・
池の畔とか、林道脇でよく見かけるけど・・・名前は分からないなぁ・・・
「小鳥の巣」、あまりにかわいくて、器用に作られているので
じじが写した野鳥の写真の下に飾っておくことにした。

じじが言った。
「ばば、耳を澄ませてごらん。チッ、チッと声が聞こえるだろう。
あれはね、親鳥に餌をねだっているヒナの声だよ。
でも、もう、親鳥はあまりかまって上げずに、
自立を促しているんだよ」って。
じじ〜、色々なこと知っているんだね。

野鳥なんか、100%興味の無かったばばだけど、

じじに感化されだんだん野鳥が好きになって、今じゃ枯れ枝や
岩でさえ鳥に見えて仕方が無い。
じじの感化恐るべし!


 

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ばば
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