病院で・・・・

5月8日(金)晴れ
ばばは、妙に計画性がある時と
突発的に行動する時と、両極端。
今日も、朝食時に、ふと「そろそろ病院行って
じじに、優しくなれる薬?貰って来ようかな?」
と思い、即決断、決断したらササッと行動。
8時過ぎには家を出て、徒歩で病院へ。
案外、患者さんが少なくて行ったらほどなく名前を呼ばれ
血圧測定された。
(この分なら、10時過ぎには帰宅できるぞ)と思っていたら
何の、何の、帰宅は11時過ぎだった
病院に約3時間いたけれど、その間に色々な事が・・・
まず、ばばが時間つぶしに病院の本棚にあった
小さな冊子を読んでいたら、ばより若い女の方が近づいてきて
「それ○○の本ですか。」と聞くので
「いいえ」と言って本の表紙を見せたら
「てっきり○○の本と思いました。大きさも同じ位だったので。
ごめんなさい」と言って自分の席に戻っていった。
「○○」とは、ちょっと思想的な言葉だった。
ばばの、その関係の本を薦めようとしたのかな?
ばばは、思想的な本とか、ほとんど読まないけど・・・・
ばばが、又本を読んでいると、今度は80才位の女の方が
ばばの横に来て座った。
座るやいなや、座って居る場所のすぐ後ろに消火器があったので
「地震とかあったら、落っこちるんじゃない。危ないねぇ」と
文句を言い出した。
そして、島の方の悪口を次々ばばに話し始めた。
隣近所の方が、あまりにも私生活に干渉するとか
買い物に行くと言えば「何を買うの?」と聞くし
朝ご飯はパン食だと言えば「パンの他には何を食べるの?」と聞くとか。
とにかく、放っておいてほしいと。
今は大分慣れて、あれやこれや言うのが「挨拶」かな?と
思うようにしたんだって。
ばばも共感できる点もあったけど、ただ頷いて聞いていた。
途中で、診察室の中からばばの名前が呼ばれたので
やっと、おばあちゃんのグチから解放された。
都会育ちという、おばあちゃんにとって、
島の方の日常会話にはついていけないところも多いんだろうね。

診察室での診察はほんの2分ほど。
診察室を出ると、偶然実家の数軒隣に住むお姉さんと会って
お互いビックリ。
診察室のすぐ外だったので、挨拶だけして外へ出た。
会計を済ませていたら、後ろから「ばばちゃ〜〜ん」と呼ぶ声。
そして「ばばちゃんよね」と何回も念を押す。
何処かでお会いしたことはあるけど・・・・・と
頭の中で色々考えていたら、ふっと思い出した。
何と!40年以上前の教え子ちゃんのお母様。
「○△君のお母様ですよね。○△君は今どちらですか?」
等と話は進み、40数年前のばばの下宿の話や
職場の話等など・・・・・楽しかった。
それにしても、40年以上前に、ほんの1年間のお付き合いだったにも関わらず
ばばの声をかけて下さるなんて・・・ありがたいね。
何十年ぶりかで、旧姓で呼ばれ、ビックリしたり、嬉しくなったり。
でも、良かった〜〜
年と共に、記憶力は弱くなるし、どうしよう?と思っているんだけど
1分ほど考えただけで、声をかけて下さった方の顔を思い出し
教え子ちゃんのフルネームが思い出せて。

「ばばちゃん、私誰か分かりますか?」って急に声をかけられて
頭をひねり続けることも、たまにあるから・・・・
「じじに優しくなれる薬」の他に「昔のことがパッと思い出せる薬」も
次から処方して貰おうかなぁ・・・・

病院って、色々な人と出会える場所でもあるんだね。
まぁ、有意義な半日だったよ。

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