約30時間ぶりに、やっと・・・・・

8月3日(日)晴れ
今朝、8時前だったかな?電話が鳴り,出ると
「昨日は大変お世話になりました・・・」と・・・・・
じつは、この電話、昨日半日お出かけとも関係があるの。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
我が家の3女が帰省以来、どこへも連れて行ってあげてなかった。
出かけようにも,台風12号の襲来などで
天気も悪くて,ヤキモキしていた。
そんなおり、じじが昨年友達になったTさんが
約1年ぶり位に、ご夫婦で帰省された。
奥様は徳之島の方でじじの遠縁にもなる。
ご主人は都会の方で、じじやばばと去年が初対面。
去年、夏休み中のラジオ体操会場でじじと出会ったらしい。
知り合ってからは、毎日、ご主人のTさんは、じじの撮影行に同行。
すっかり打ち解け、友達になった。
今年も、Tさんご夫妻の帰省を楽しみに待っていたら
30日、我が家へいらして下さった。
翌日31日の用事が済めば1日には,又都会へ戻られると・・・
せっかく、一緒に又野山を歩けると楽しみにしていただけに
残念でたまらなかった。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
用事が済み、1日に「さぁ、都会へ戻るTさんご夫妻を
空港までお見送りするぞ」と張り切っていたのに
台風12号の襲来。
飛行機は欠航。
しかし、Tさんご夫妻は,どうしても4日までには
戻らなければならない事情があるという。
ネットで検索する限り、飛行機の便は全て満席。
前日1日の飛行機で帰る予定だったお客さん達も
欠航だったため、2日のチケットに切り替えようとする人も多かったようだ。
どうしても帰らなければならないTさんご夫妻。
昨日は,奥様とその妹さんが午前3時起床で空港へ走り
キャンセル待ちをすることに。
何とかキャンセル待ち番号21番と22番をゲットして一応帰って来た。
1便は到底無理とのことで、2便以降の便に空きが出れば
乗れる確率は,低いながらもある。
そこで、じじは11時前にホテルでTさんご夫妻を迎えて空港へ。
ばばは、姉と3女の3人で、実家のお墓参りなどした後、空港へ。
4人でTさんご夫妻をお見送りすることに。
ばば達が空港へ着いた時、普通なら楽々座れる待合室は満席。
じじと、Tさんご夫妻は立って、キャンセル番号待ちの
自分たちの番号が呼ばれるのを待っていた。
前の便に乗れたのは、100人以上のキャンセル待ちの人たちのうちの
たった4人だったそうで・・・・
おまけに、キャンセル待ち番号札にはAとBがあり、
Aが優先的に名前を呼ばれるんだとか。
Aは、年間50回以上、飛行機を利用する上お得意さん達らしい。
Tさん達は,1年に1回か、多くても3回位しか帰省はしていないと思う。
だから、Bの番号札の21番と22番。
しばらく経って、アナウンスが有り、番号を呼び始めたが
当然,Tさん達は呼ばれず・・・・
ついには最終便に、乗れるか乗れないか・・・・・かすかな望みを繋ぐことに。
最終便までは4時間以上の待ち時間がある。
そこで、Tさんご夫妻を空港に残し
ばば家族と姉は、3女が行きたいと言う犬田部岬へ行く事に。
干潟近くでお昼を済ませてから出発。
台風が去り、飛行機が飛ぶようになったとは言え
海はまだまだ白波が高く上がって飛沫を散らしていた。
風に吹き飛ばされそうになりながら犬田部岬を散策し
途中、じじがTさんへ電話。
時間は4時前後だったが、まだ乗れるかどうかは分からない状態だと言う。
とにかく、再び空港へ戻り、じじはTさんご夫妻が
幸い飛行機に乗れたら1人で帰宅。
乗れなかった場合は,ご夫妻を乗せて帰ることにし
ばばと3女と姉は、一足先に帰り、夕ご飯の買い物をしたり
準備をすることにして、別れた。
それから約2時間近く。
ばば達が帰宅しても、じじが帰ってこない。
やっぱり、最終便にも乗れず、3人で帰ってくるだろうと思いながらも
一縷の望みは捨てずに待っていた。
6時を過ぎる頃、車庫に車の止まる音が・・・
姉と3女が飛び出して行った。
そして、姉が車庫入り口から,ばばに向かって
頭上で大きな○を作って見せた。
「やったぁ!!!Tさんご夫妻、最終便に乗れた!」
思わず女3人は拍手をしたり、万歳をしたり・・・
Tさんご夫妻にとっては長い長い1日だったねぇ・・・・・
じじの話によると、キャンセル勝ち番号21番までは呼ばれたそうで
となると、22番のご主人は呼ばれてない。
ご主人は奥様がひとりでも帰れることで,一応喜んではいたそうだが
心中はどうだったろう・・・・・・
それからしばらく経って・・・
何と!奇跡的に22番、23番まで番号が呼ばれたそうだ。
Tさんとじじも,思わず拍手をして喜び合ったそうだ。
朝3時起きで空港へ行き、キャンセル待ちの札をもらい、一旦帰宅し
再度空港へ向かい、7時間近く待って、
最後の最後にご夫妻揃って、飛び立つことが出来た。
良かった!本当に良かった!
昨日もキャンセル待ちのお客さんは、100人以上はいたそうで
中には空港で夜を明かした人もいたかも知れない。
4時過ぎに,Tさんの奥さんが空港に到着した時は,
既に長蛇の列が出来ていたそうだから。
夕べ,Tさんからは,約半日付き合ったばば達に、ご丁重なお礼の電話があった。
最終便での出発だったから、自宅到着は真夜中の12時か1時頃だろうか・・・・・
と、じじとばば、3女は話していた。
そして、今朝、再び電話があった。
「今、鹿児島からです」って。
え〜〜〜っ!
ビックリするばばに、Tさんは何度も昨日のお礼を述べ
「実は,昨日は遅く鹿児島に着いたので
それから出発しても帰宅は深夜になるということで
空港近くのホテルに泊まり,今朝の1便で帰ることにしたんです。
登場のアナウンスが始まりましたのでこれから乗ります。
お世話になりました。」と電話は切れた。

さて、今日12時過ぎの飛行機で、我が家の3女も又都会へ戻る。
じじと姉と3人で空港へ見送りに・・・・
3女はチケットは前もって取っているので、余裕綽々。
空港待合室に入ると、あれっ?昨日も会った方が・・・・
我が家の長女の恩師,Oさん。
Oさんも、昨日もキャンセル待ちしていたが結局乗れなかった・・・
今日も出直しているって事は,そういうことだよね。
ところが、ところが・・・・
話を聞くと,意外な事実が。
実は、Oさんはキャンセル待ち番号は40数番。
22番までのTさんご夫妻のあとの1人まで番号を呼ばれ
搭乗できることが決まった時点で、
Oさん「自分は今日は乗れないな」と諦めて帰宅の途についたそうだ。
自宅近くまで来た時、Tさんご夫妻の奥様から、Oさんの奥様に電話があり
「ご主人も番号呼ばれるかもよ・・・」と。
Oさんの奥様は,すぐにOさんに電話。
慌てて車をUターンさせ空港へ戻ったそうだが
時既に遅し!
Oさんより後の番号の方が名前を呼ばれ搭乗し、締め切られていたって。
そこで、Oさん、今日は朝5時過ぎ空港へきたそうだが
既にたくさんの方が列を作り、中には段ボールを敷いて寝ている人もいたんだって。
明るい性格の,Oさん、「今日は絶対乗れる気がする」ってニコニコしていたけど
夜、3女から「無事帰り着いたよ〜」と電話があったので
「Oさんも乗ってた?」と聞いたら「気づかなかった」って。
3女にもニコニコ話しかけ、最後に握手までして見送って下さったOさん、
今日は、無事、海を渡って鹿児島へ飛べたかなぁ・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
どうして、昨日最終的には40数番の人までの番号が呼ばれ
搭乗できたかというとね、途中でたくさんの方がキャンセル待ちを放棄したんだって。

今日も、お昼2時過ぎ、まだ空港横の干潟で
ウロウロしていた,じじとばばと姉。
そこへ又電話が鳴った。
Tさんからで「今やっと自宅に着きました」と。
昨日、午前3時過ぎから行動を起こし、30時間以上かかって
やっと帰宅できたんだね。
海で隔てられた離島故の出来事だけど,又々台風11号が近づいているらしい。
沢山の人たちが,きりきり舞いさせられなければよいけれど・・・・・

 

投稿者プロフィール

ばば
ばば
最新の投稿