ばばの決意表明
5月20日(火)曇
ばばが毎日通う、あるお店。
そのお店のジャコバサボテンが凄く元気が良い。
去年の秋頃だったか?
ばばも同じようなジャコバサボテンを2鉢買った。
きれいな花を沢山咲かせ、ばばを喜ばせてくれた。
さて・・・花が終わったらどうしよう?と思っていたら
行きつけのお店のS姉さんが「挿し木にしたら良いよ。
簡単だから」と言う。
「えっ?挿し木?」と思ったけど、上から2〜3節目で切って
鉢に挿しておくだけで良い」と言う。
(ばばに出来るかなぁ)と思いながらも、聞いた通りにやってみた。
順調に根付いているように見えた・・・・・
見えた・・・けど、日が経つにつれだんだん萎びてきた。
さて、どうしたもんだろう?
考えた。
あっ、日差しが強いのかも・・・と、鉢を全て車庫の中に入れた。
数日、変化は無かったが、そのうち前にも増して萎びてきた。
又、ばばは考えた。
「水不足か〜」っと。
そこで鉢底から流れ出るほど水をあげた。
さらに3,4日経ったら、今度は葉っぱが茶色っぽくなってきた。
この頃になると、親のジャコバサボテンも
葉っぱが紫色っぽくなってきた。
何故だぁ〜
もしかして?ばばが栄養剤をあげたから?
栄養剤たって、ちゃんと植物用の栄養剤だよ〜。
でも、あげちゃった物仕方ないよね。
陽気は既に空っぽになっているし。
そんなこんなで、絶えずジャコバサボテンのことが気になりながらも
毎日S姉さんのお店に通っていた。
先週の大雨の日、お店に行ったらS姉さんがいなかった。
お店と住まいは別なので、お店の奥へ行って声をかけようと
お店の横を通っていたら、アラッ!
沢山のジャコバサボテンが元気よく育ってる!
どうして、我が家のとこんなにも違うの?と言うくらい元気だ。
ばばがウロウロしているうちに、S姉さんが出て来た。
「S姉さん、どうしてこんなにサボテン元気なんですか?
うちのは全部、ヘニャヘニャになって今にも腐りそうなんですけど。
何か秘訣でもあるんですか?」とばば。
「秘訣も何も、私はただ、ほったらかしたままで何もしてないよ」ってSねえさん。
何もしないS姉さんのサボテンは元気ピンピン。
場所を変え、栄養剤を飲ませ、日差しを避けた、ばばのサボテンはヘニャヘニャ。
聞くと、雨の日もカンカン照りの日も、外に出しっぱなしだと言う。
S姉さんの話を聞いて、ばばは考えた。
そして反省した。
そうだ!
あまり手をかけない方が良いのだ。サボテンには!という結論を出した。
その夕方、早速車庫から鉢を庭へ運び出した。
次の日は土砂降りのだった。
その次の日はカンカン照りだった。
でも・・・ばばは知らんぷり・・・・・
あれから5日経った。
恐る恐る鉢を覗いてみると、葉っぱが紫がかってきていた親サボテンは
サボテンらしい緑色の葉に変わりつつある。
そして、ヘニャヘニャだった挿した葉は、半分以上腐れてドロドロになった。
ヘニャヘニャながら3鉢くらいは、まだ持ちこたえてくれている。
この先どうなるか分からないが、台風でも来ない限り
ばばは、何にも手を出さないようにしよう〜と、ここに決意表明しよう。
植物も、手をかけすぎるとダメになるって事もあるから・・・・
まぁ、これまで何十鉢とダメにしてきた植物たちも
きっと、ばばが手をかけすぎていたせいかもしれない。
何処までサボテンをムシし続けることが出来るか?
自分との闘いが始まっている・・・・・・・