ありがたい!「お墓に水道」

5月15日(木)晴れ後小雨
今日は梅雨の晴れ間と思っていたら、昼前から小雨。
午前中でお墓参りに行って来て良かった!
毎月1日、15日には実家のお墓参りに行く。
今日は実家のお墓に行く前に、父のお墓に行き
割れていた杯を替え、水やお酒も替えてきた。
不思議なもので、20数年前に亡くなった自分の両親は
亡くなった・・・という気持ちが強いけれど
去年2月亡くなった父(じじ父)は、未だに亡くなったという気がしない。
3,4年、ずっと病院で闘病していたので
今でも病院へ行けば会えるような気がするから不思議。

ばばは自分が信心深いかどうか分からないけれど
仏壇の前に座ったり、お墓に行けば何故か心が落ち着く。
特にお墓の前では声には出さないけれど
色々な事を報告したりお願いしたりする。
そしていつもお祈りするのは「家族を守って下さい」ということ。

お墓参りといえば・・・・
ばばは、子供の頃から父や母の後について
お墓参りに行くことが多かったが、その時
必ず家から持っていく物がヤカンに入れた水・
お花の代わりにイヌマキの木の枝、そしてお線香・お酒。
各家庭からヤカン一個に入れて持って行った水で
お墓の湯飲みや杯を洗って、湯飲みには水を満たし
杯にはお酒を注いでいた。
そして、花瓶から枯れたイヌマキの枝を抜いて捨てて
新しいイヌマキの枝を挿して、お線香を立てて
礼拝して、お墓の回りを掃き清めて、お墓参りは終わった。
当時、お墓近くに水道が無く、
各家庭からヤカンに水を入れて持って行っていたが
たったヤカン一個分の水で湯飲みを全部洗い
花瓶にまで入れるのだから、小さなヤカンでは
本当にチビチビ使っていたんだなぁ・・・
20年くらい前だろうか?
お墓の近くに水道が出来たのは・・・・
さらに最近、ばばの住む地区では、香典返しとして
お墓に水道を設置して下さる方がおられ、
ばばは(良い考えだなぁ・・・)と、ありがたく思った。
自宅から水をお墓に運ぶって大変なことだものね。
お墓に水道ができた事で、自宅から水を持って行くことはしなくて良いし
湯飲みなどもきれいに洗える。
お墓の広さに比して水道の数は、まだまだ少ないかも知れないけれど
「お墓に水道」って、最初考えて下さった方に感服する。

ばばの実家集落では、お墓参りといえば
行く時は急な坂道を下り、帰りはその坂道を上らなければならなかった。
10数年くらい前からだろうか?
老後のことを考えてだろうが、集落の中に
墓地ができ、お墓を建立されてる方々も増えてきている。
集落の中なら、急な坂道の上り下りもしなくて良いし
年とって足が少し弱くなっても、スムーズにお墓参りにいけるし
良い考えだなぁ・・・と思っている。

ばばの実家のお墓はばばが守って行かなければならないけれど
ばばが車が運転できなくなった時はどうしよう?と考えることもある。
実際お墓参りに行くと、お参りする人がいなくなって
草ボウボウに荒れ果てたお墓も数カ所見かける。
時代の移り変わりと共に、お墓事情もだんだん変わってきている。
でも、元気な間、マメにお墓参りもして
出来なくなった時は、その時だと気持ちを切り替えなくては・・・・
と、思っている。

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