海のオニ退治

2月5日(火)曇時々小雨
今週は天気が下り坂だとテレビの予報で言っていた。
だから、晴れた日は逃さず「遠出の日」とじじは決め込んでいるらしい。
・・・とうことは、ばばは運転手・・ということ。
昨日は朝から穏やかな天気だったので
じじはソワソワ。
10時前・・来た来た!
「ばば、今日は天気良いよ.出かけようか?
フンニャトゥ(ばば実家下の海岸)経由でプリンスビーチとか
ムシロ瀬辺り行ってみようよ。
カラスバトがじじとばばを待ってるかもよ」とのお誘い。
今週は晴れの日は2日ぐらいしかないと言っていたから
まぁ、良いでしょう。
行きましょう、行きましょう・・チャチャッと準備して
しゅっぱ〜〜〜つ!

野鳥のいそうな場所はチェックしながら走ったよ。
フンニャトゥ浜から黒畦海岸まで行っても
野鳥1羽とも出会えず・・・・・
失意のままプリンスビーチを目指す。
気分が落ち込んでいるのに、空まで雲が厚く垂れ込め
いつ降り出しても良いような天気になってきたぞ。。。。。
ワイパーをゆっくり動かしながら走る、走る。
プリンスビーチ到着!!!
あれっ?
今日は平日なのに車が4,5台止まっているぞ〜。
これでは、カラスバトも現れないなぁ・・・・
じじはカメラとビデオ、ばばは双眼鏡を持って車から降り
海岸へ向かおうとしたら、
敷地内の高倉の床に5,6名の男の方がくつろいでいる。
そして、ばば達の目の前に、グロテスクで異様な物体が2個。
1つは地面の上に、もう一つは大きなスコップの上に・・・・
「何?」と思っていると、男の方が近づいてきたので聞いてみたら
「オニヒトデです」と。
徳之島のダイバーやその仲間の方々で
プリンスビーチ周辺のオニヒトデを駆除しているんだって。
写真を撮らせてもらったり、動画を撮らせてもらったりしながら
色々説明を聞いた。
オニヒトデの大きい物では体の直径6,70センチくらいにもなるんだって。
そして、1匹で畳6畳分ほどの珊瑚を食い荒らし、殺してしまうらしい。
ばば達の目の前のオニヒトデはまだ生きていて
お腹を上にして置かれた物は、グニョグニョ体の一部が動いている。
お腹の中から、口って言ったかなぁ?
胃って言ったかなぁ?・・・・を出してベロンと広げて珊瑚を覆い
死滅させてしまうんだって・・・
オニヒトデの体は猛毒だから触ったらいけないって。
掴まえたオニヒトデは土の中に埋めるか
焼却してしまうんだって。
今日掴まえたオニヒトデは10匹内外くらいだったけど
これまで200匹以上のオニヒトデを駆除し
これは畳千二百畳分の珊瑚を保護したことになるらしい。
「オニヒトデの駆除は止められません」と
代表の方は話された。
じじとばばが野鳥を追いかけている間に
徳之島の海を守るために
頑張って下さっている方々がいらっしゃるんですね。
そうこうしているうちに、もう一人のダイバーさんが
バケツに入れたオニヒトデを持って来た。
全部で4匹入っていたが、リーダーの方が
「見せてあげて」と言うと、ばば達の前にこぼして見せてくれた。
「ブログに書いて良いですか?」と言うと
「良いですよ、良いですよ」とのことだった。

あっ、そう言えば・・・
ばばはね、毎日島の方々のブログを
楽しみに読ませていただいているんだけど
昨日朝、ある方のブログに「昨夜は節分で鬼退治。
今日は海のオニを退治してきます!」と書かれていたけれど
偶然「海のオニ退治の現場に行き会わせた?」んだね。
じじとばばは潜水してオニヒトデを駆除・・・なんて
とても出来ないが、自分たちの出来ることで
島の自然保護に協力できたら良いなぁ・・・と思ったよ。

・・・時間もお昼前になってダイバーさん達もお昼の支度を始めたので
じじとばばは、本当は高倉の床でお弁当を食べるつもりだったが
場所を移すことにした。
キャンプ場で車を止め、シートを広げ食べ始めよう〜〜と思ったら
ポツリ、ポツリ・・・・・
あららら〜降ってきたよ〜〜〜退散、退散と車中へ。
しばらくすると止んだので、又外にシートを敷いて昼食タイム〜〜

その後はドンヨリ曇り空の下、
「このまま引き返して帰宅するか?」
「前進、前進してムシロ瀬から浅間干潟を経由して帰るか?」
じじに二者択一させたよ〜。
勿論、じじの答えは後者。。。。。。で決定〜〜〜
更に北へ北へと走りました〜
でも、どこでも何一つ収穫なし。
手ぶらで帰ってきたよ〜〜
あっ、オニヒトデの実物を見たり、お話を聞けた事は
最大の収穫だったね。

これで懲りずに、又1週間くらい経ったら何処かドライブしようね〜

※朝、9時過ぎだったろうか?
ヘリコプターが亀津漁港辺りに下りたようだった。
気になる・・・・

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ばば
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