鼾、他

2月4日(土)曇
寝言や鼾って、本人は分からないよね。
小学生の頃、ばばはよく寝言を言ったらしい。
今は亡き母から聞いたんだけど、例えば・・
遠足で隣集落の海岸へ行った時のこと。
帰りには、潮が引いていたのでずぅっと海岸を歩いて帰ったの。
その時、ばばは小さなタコを見つけて捕まえようとした。
一口タコくらいの小さなタコの赤ちゃんだったんだけど、
好奇心旺盛なばばは、捕まえようとしたのね。
どこをどう捕まえたのか知らないけど、
タコをつかみあげた瞬間、タコがばばの指を思いっきり噛んだんだ。
「ギャァ〜〜〜〜#$&!!!!」ばばは叫んだ。
先生がタコを外してくれたのか、ばばが渾身の力で振り払ったか
もう忘れてしまったけど、とにかくタコは払い落とすことができたんだけど、
タコに対する恨みは、ばばの心にしっかりと納まったらしい。
その晩、ばばは、もの凄い声で
「シガイ(タコの方言)ハゴッケェ!!!」と絶叫したらしい。
標準語に直すと「タコ、憎い!!!!」で良いのかな?
母は、ばばのあまりの絶叫で、目覚めたと翌朝話してくれた。
情緒面で、あまりに激しい喜怒哀楽があると、
寝言を言ってしまうことが多いのかな?
唯一、自分の寝言で家族から指摘されたのはこの一回だけど。。。。。

ばばは鼾はかくかどうか分からない。
家族から「鼾がうるさい」と言われたことはない。
鼾も寝言も、本人は寝てしまってるから分からないよね。

ばばの知人が、話した話、2題。
その1
知人は、ある病気で手術し入院した。
部屋は、大部屋だったらしい。
ところが、翌日院長先生から
「すみません。個室が空いていますので移って貰えませんか?
費用は、大部屋と同じで良いです」と言われたんだって。
なぜ、部屋替えされたのかって?
もう、分かったでしょう・・・
知人は、鼾がひどくて他の患者さんに迷惑になったので
個室に移されたんだって。

その2
知人が、同僚と旅行に行った宿泊先のホテルでのこと。
知人の鼾がうるさいので、同僚は眠れず一旦廊下へ出た。
ところが、部屋はオートロックで鍵が閉まってしまった。
同僚は仕方なく、その晩部屋の外で寝たそうだ。

鼾って知らない間に、他人に迷惑かけちゃうんだね〜。

ところで・・話はがらっと変わって。
昨日は島も寒く1日中13度台。
寝る時も寒かった!

じじは先に寝ていた・・・枕元のラジオをつけて。
そこで、ばばはじじを起こさないようにと、そおぅっとラジオを消した。
すると、普段は起きないのにじじが目を覚ましてしまった。
そして、氷をガラガラ鳴らしながら寝酒ならぬ、寝氷水を飲んだ。
口では「寒い」と言いながら、氷の入った水を飲むなんて信じられる?
「寒い・寒い」と連発するので、
「敷き布団のスイッチ入れたら良いよ」とばば。
じじの敷き布団は、特別。
低周波治療機能付きで、スイッチを入れると温かくなるんだ〜。
スイッチを入れたものの、それでも寒いと言うじじ。
「じゃ、暖房つければ良いよ」とばば。
夏の冷房はつけてても、冬の暖房はほとんどつけないんだけど・・・・
何とかリモコンを操作し、暖房にしたらしいけど、
すぐに温風が吹き出すわけでなく、しばらく冷風が出て
徐々に温風に変わるらしいのね。
「僕は一段上がっているから、冷たい風が僕だけに当たる」なんて・・・
言っていたのもほんの数分。
ベッドに寝るじじの方へ風が余計当たるらしい。
畳に寝ているばばは、じじが暖房入れてからも
布団を頭から被っていたから、暑くも寒くもなかったけどね。
「寒い」とか「なかなか温かくならない」とか、
「僕にだけ冷風が・・・」とか言っていたと思ったら
数分も経たないうちに、スースー寝息をかきはじめたじじ。
じじ、寝付きは世界一良いかもしれないといつも思う。
話しながら、ストンと会話が途切れたと思ったら
もう夢の世界の住人になっている。

朝、起きた時もちろん暖房は付いていなかったけど
夕べ、暖房が効いていたのか?いなかったのか?
ばばには分からない。

今日は立春。
暖かい春よ来い!早く来い!

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