人間っていいな〜〜〜(2)
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12月13日(月)晴時々雨
夕ご飯を食べている時電話が鳴った。
慌てて走っていくと、「02・・・」と続く電話番号が表示されていた。
「?????」「セールス電話ではないな?どこから?」
ばばは初めて見る電話番号だったので
電話の前で躊躇したが、思い切って受話器を取り上げると・・・・・
「おばんです〜〜〜」と言う低い男性の声。
ギョッとして、電話を置こうとした次の瞬間
ばばの頭をめまぐるしく駆けめぐるものがあった。
・・・次の瞬間、又受話器から
「おばんです〜〜Aです〜〜」という声が。
今度はばばも「おばんですぅ〜〜」と応えた。
電話の主は、10月31のブログ(人間って良いな)という題で紹介した
東北地方のAさんからだった。
去る10月、100年に一回とも言われる豪雨災害に見舞われた奄美。
遙か東北に住むAさんはじじとばばが住む徳之島も被害にあったのでは?と
「東北の美味しい新米でも食べて元気になって下さい」というメッーセージを添えて
新米をたくさん送って下さったのだった。
たまたま帰省中だった娘とばばが夕方帰宅して
Aさんからの荷物を見つけ、メッセージを読み
「人間って良いねぇ〜〜ありがたいねぇ」と感動し
ついには感極まって涙が出てしまった・・・・・・
Aさんは、数十年前に「バイク狂」だったじじにオークションで
バイクを譲って下さった方だった。
ただそれだけの関係だったが、不思議なもので、
あれから30余年Aさんとはずぅっと年賀状のやりとりが続いている。
10月末のAさんの温かいお心遣いにどのようにお応えしようか・・・考えた。
荷物をいただいた日に、じじが電話でお礼は言ったが
それだけでは足りないような気がして、ばばは数日後お礼の手紙を書いた。
北と南・・・・生活習慣も食習慣も違うであろう・・・
(少し時間が経ったら南国の珍しい物でも少し送ってあげましょう)とずぅっと思っていたが、
たまたま10日ほど前ばばの友人から「桜島小ミカン」が二箱も送られてきた。
その時、まずミカン大好きな我が家の長女とAさんのことがすぐ浮かび
送ってあげることを即断。
南国らしくて珍しい物を少し入れましょう・・・と
サーターアンダーギーや、徳之島産の黒糖生姜ジャム・黒糖・
ばば手作りのパパイヤや生姜の佃煮・ガジャ豆・
味噌豆なども少しずつ入れ、手紙を書いて荷物を送ったのが9日だった。
郵便局で何日くらいで荷物が先様に届くか聞いてみると
「東北までは5日か6日かかります」と言われた。
(ミカンが傷んでしまわなければいいけどなぁ・・・)と思い手紙にも
書きはしたが、やはり心配だった。
予定通り荷物は届いていた!ミカンも傷んではなかったそうだ。
「珍しい物をたくさん送っていただきありがとう。かえって恐縮しています。」
とAさんはおっしゃる。
南国からの贈り物はどれも珍しく、隣近所の方々やご家族みんなで
わいわい喜び、話題にしながら美味しくいただいています・・・とも。
良かった、良かった。。。。
その後、初めての電話にもかかわらず、ばばとAさんはいろいろ話をした。
サトウキビのこととか、米作りのこと、じじのこと、ばばが酒が飲めるかということ、
島のお正月のこと、そして、近いうちにAさんが徳之島を訪れる計画をしているということ等々。
来年早々にもAさんと会えるかも知れない。
Aさんって、どんな方なのだろう?
年齢も、家族構成も、何一つ分からない。
分かっているのは、若かりし頃、バイクが大好きだったということだけ。
バイクが取り持つ、Aさんとじじと、東北と徳之島の縁。
不思議なものです。
今夜の東北は寒くて寒くてストーブを焚き、コタツに入っているというAさん。
うっかりして東北の気温を聞かなかったけれど、
「徳之島は26度近くあり半袖短パンで大丈夫ですよ」と言うと吃驚していた。
Aさんが徳之島にいらしたら、じじと二人で彼方此方案内してあげよう・・・・
そして、美味しい食事を一緒にしよう・・・・
楽しいプランが次々浮かんでくる。
改めて・・・・・人間っていいなぁ〜〜〜〜。