「そこ」って、「どこ?」(一脚騒動完結編)
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1月31日(日)曇り
「1日って早いねぇ」と言っているうちに、もう明日から2月。
時間の流れが年々早く感じられるって、加齢のせい???
さぁ、今日はじじの一脚騒動完結編。
じじがなくした一脚を探しに探しに姉地3人車に乗った。
ばばが運転手、じじは助手席、ばばは運転席の後ろ。
3人で出かける時の指定席だ。
家を出てほぼ2分後、車は亀徳信号を過ぎた。
・・・と、突然、じじが「あっ、そこにあった!!!」と
突然叫んだので、ビックリ!!!
じじが指さしているのは車の左前方。
ばばは、ビックリすると同時に違和感を禁じ得なかった。
だって、その前日、町民グランドから我が家へ帰る時に走った道とは
全く逆の歩道側をじじは指さしている。
万が一公園に行く途中落としたとしてもじじが助手席から放り投げない限り
落ちる場所ではないし、ましてや帰路に落としたとして
ばばか姉が放り投げない限りあの場所には落ちないけれど
誰が、窓を開けてわざわざ一脚を投げ捨てる????
瞬時にばばと姉は同じことを考えていたらしい。(DNAが、ほぼ同じだろうだからね)
一瞬後、ばばは(車を止めなきゃ)と思った。
しかし車は緩い上り坂にかかっているし、距離は少しあるけど後続車もいる。
だから、ばばは(広い場所まで走って方向変換をして引き返そう)と考えて運転した。
「え〜〜っ、まさかあ、あんな場所に落ちてるなんて」とばばが言うと
じじは「こんな所にあったのかぁ〜〜?もう行かんでいいよ」なんて意味不明なことを言う。
ばばは意味が分からないので「どうしてよ〜〜」と聞き返すと
「一脚あったから〜〜」って。
そしてさらにじじは「まさか、こんな所にあったとはねぇ〜」と感心??している。
落ち着いてよくよくじじの行動と話を分析してみると・・・
なんと!!!!一脚はじじのすぐ目の前のワイパーの根元の方に
横にして置かれているではないか!
え〜〜〜っ、何で?何で?
ばばは一瞬、狐につままれたような気分になり
その後、堰を切ったように笑いがこみ上げ、止まらなくなってしまった。
姉もばばも笑い続けた。
落ち着いて考えると・・・・というより、じじの独白によれば
「前日、満開の桜に群れるウグイスを撮影した際
一脚も三脚も出し、一脚はワイパーの根元の方に置き
そのまま一脚は使わずじまいで、遊歩道でも撮影を続け
一脚のことはすっかり忘れていたというわけ。
それにしてもねぇ〜〜〜。
朝からのあの落ち込みと騒動は一体何だったの〜〜じじ!
とにもかくも、一脚が見つかったのでじじは上機嫌。
しかし、この日は良い被写体もあまり無く「ほぼ成果無し」で帰路についた3人だった。
じじのこの「一脚騒動」でばばは思い出すことがある。
もう、かれこれ20年以上にもなろうか?
季節は春休み。
転勤していく同僚の送りと転入してくる職員の迎えで
毎日忙しく時には全島一周を2回するほど車で走り回っていた。
そんなある日、鹿児島から着任する同僚を迎え住宅へ送り届けた。
その後ばばは職場に戻り、主事さんが準備してくれた午前中のお茶を届けるべく
また、さっき送り届けた同僚の住宅へ走った。
湯飲みや、急須、お茶請けなど約20名分を車に積んでね。
無事、みんなでお茶を飲み、片づけをし、職場へ帰った。
使った湯飲みや急須などを洗い片づけるべく車から運び出そうとした時
「あれっ、無い!」
さっき確か住宅から運び出したのに・・・・・
そこへ別の同僚が来て、ばばに言った。
「ばばちゃん、どうして、車の屋根にお盆積んであるの?」ってね・・・・・・・・・
ぅわあ〜〜〜、サンタルチア、違った、ナンタルチア〜!!!!!
ばばったら、車の屋根に湯飲みや急須を乗せたお盆と
茶菓子を入れた段ボールを乗せたまま中央通りを数百メートルも走ったのだ。
それにしても、ばばって、よっぽど安全運転だったんだねぇ〜〜〜。
だから、じじが一脚をワイパーの根元に置き忘れて大騒動しても
笑っちゃいけないのよねぇ〜〜。
怒っちゃいけないのよねぇ〜〜〜。
でも・・・・・・
助手席から急に「あっ、そこにあった〜〜」って言われも、道路上しか考えられなくて
「そこ」って「どこ」か分からない頭の回転の遅いばばです。
「ここ」「そこ」「あれ」「これ」「それ」でじじとは意志が通じると自負していたが
こりゃ、まだまだ「じじの妻」としての修行が足りませんなぁ〜〜。
明日から「地下へ潜る」、いや、「山ごもり」でもしなきゃ〜ねっ!