金子みすずさん、ありがとう〜〜〜
☆☆☆ ↑ 上のテーマ(題名)をクリックしてテーマのすべてを表示させてからご覧下さい☆☆
1月21日(木)曇り時々小雨
大相撲大好きなじじの為に、最近の散歩は
遅くとも5時には帰宅できるように設定している。
今日は、これまでも何回か言った諸田池コース。
今日の諸田池は水位がグンと高くなり
一部に白い水蒸気がもうもうと立ちこめていた。
工場から大量の水が池に流されていた。
温かいお湯がかな?
池は予想以上に寒くナイロン製のパーカーを車に積んでいたので助かった。
今日も、広い池の中にはたくさんの鴨とバンが悠々と泳いでいた。
歩きながら見ていると、面白いことに鴨たちが数列、見事一直線に並んでいた。
ばばが「じじ〜〜凄いよ。行儀良く整列している鳥たちを写して」と言うと
「それは鴨じゃなくて、浮きだよ〜」って。
道理で、動かないわけだ〜。なるほどねぇ〜。
変な所で感心しきりのばば。
でも、いつもより風が強く、立つ波の合間で揺れる浮きは
泳いでいる鴨たちとそっくりだよ〜。
木陰に隠れて鳥たちを撮影するじじを残し、姉とばばは池を一周することに。
歩き始めてほどなく、池の囲いをしてある木にオレンジ色の物体が見えた!
わぁい!!!!アカヒゲだ!!!
今年初めてのアカヒゲとの出会い。
姉に見張りを頼んで、ばばは、気持ちだけは短距離選手のように走ったよ。
考えてみれば、何ヶ月ぶりに走ったことだろう・・・・
じじのいる所まで走る、走る、ばば。
じじの姿が見える所まで行くと「じじ〜〜〜アカヒゲがいたよ〜〜。
写して、写して。急いで!」って大声で叫んだよ。
じじは一脚にセットしたビデオカメラを持って
ばばを追い抜いて走っていったよ。
でも・・・・姉が見張っていた場所まで行くと「下の方に飛んで逃げた」と姉。
「でも、まだ近くにいる」と確信したばばはじじの静止も振り切るように前進したよ。
すると、やはり、いた!
さっき見た時より少し先の横木の上に・・・・
じじは早速撮影開始。
でも、アカヒゲってすばしっこいのよね〜。
地面に下りたかと思うと横木に飛び移り、草むらへ飛び込む。。。。
悪戦苦闘しながらもじじは何とか撮影成功。
じじが撮影する後ろで姉とばばは、池の中を見ていたら
バタパタバタパタ!!!!と風を切るような音が聞こえ
同時に鴨が水上を走っていくよ!!!!
決して飛んでいるんじゃなくて走っているの。
一羽、二羽、三羽・・・・・
鴨たちの水上走が面白くてばば達は口を押さえて笑い転げたよ。
いいなぁ〜〜〜鳥って。
水上も走れるもの〜。
原理は簡単なのよねぇ〜。
片足を前に出して、その足が沈まないうちに反対側の足を出せばいいだけ。
・・・って、いとも簡単そうに書いたけど、これが出来たらなんて便利だろう・・・・
懐かしい加計呂麻までも、ひとっ走り行って来れるのにな。
・・と思うけど。出来たとしても、目にもとまらぬスピードで足を動かさなくちゃならないから
やはり、ばばの運動神経では近くの大瀬川さえ渡れないかなぁ〜〜〜〜。
あ〜〜ぁ、情けない。
鳥たちっていいなぁ〜。空を飛べて、水上を走れて・・・
って書いていたら、急に金子みすずの有名な詩を思い出した。
・・・・・・・・・・・・・・・
わたしと小鳥と鈴と
わたしが両手を広げても
お空はちっとも飛べないが
飛べる小鳥はわたしのように
地べたを早くは走れない
わたしが体をゆすっても
きれいな音は出ないけれど
あの鳴る鈴はわたしのように
たくさんな歌は知らないよ
鈴と小鳥と それからわたし
みんな違って みんないい
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
そうだった、そうだった、自分がもてるだけの能力をフル発揮できるように
努力すれば、他人をうらやんだりしては、いけない、いけない。
池の中の鳥たちと、それを見ているばば達。
それぞれに存在価値があるんだよね〜〜。
金子みすずさん、ありがとう〜〜〜。