Sおばちゃん

☆☆☆ ↑ 上のテーマ(題名)をクリックしてテーマのすべてを表示させてからご覧下さい☆☆          

1月12日(火)雨時々曇り

ばばが毎日通うお店で顔を合わせるおばあちゃんがいた。

いた・・・と過去形で書いたのは、最近とんとおばあちゃんの姿を見かけなくなったからだ。

最後におばあちゃんと会って、もう何ヶ月が過ぎただろう・・・・・

ばばは、自分が物心つく頃、既に祖父母はいなかったので

おじいちゃん、おばあちゃんのいる友達がとてもうらやましかった。

だから、大人になってからもおじいちゃん、おばあちゃんには

特に親しみを感じるのかも知れないが

自分がおばあちゃんと呼ばれる年齢になった今でも

おじいちゃん、おばあちゃんが大好きだ。

幼い日、おじいちゃんや、おばあちゃんと手をつないで歩きたかった・・・・・

いろいろな話を聞きたかった・・・が、叶わなかった。

だから、初めて就職して下宿した家のおばあちゃん(当時70代後半)とは

夕方など、よく手をつないで海岸を散歩したりした。

又、在職中も家庭訪問などで仲良くなったおばあちゃんとは約20年来交流が続いている。

単身赴任で3年間過ごした加計呂麻には、

おばあちゃん友達がたくさんいて交流が続いている。

ばばが、よく通うお店でSおばちゃんと初めて会ったのは約2年前。

ばばはじじ母と同年代くらいかな?と思っていたが、話を聞くとまだ70歳後半だった。

若い頃から苦労されたのだろう、背中は曲がり、顔も日に焼けていた。

いつも帽子をかぶり、手押し車を押して買い物に来ていた。

じじの両親のことなどもよく知っていて、お宅はばばの買い物コースの通り道にあった。

いつの間にか,Sおばちゃんの買い物が済むのを待って

おばちゃんの横に寄り添うような形でお話をしながら帰るのがばばの楽しみになった。

Sおばちゃんは、道路を渡る時など前後を確かめないので、

ばばが運転手さんに「ごめんなさい、ちょっと待って下さいね」

と言うように会釈と身振りでお願いしつつ横断していた。

また、店へ行く時間がずれた時などは、出会うと必ず

「Sおばちゃ〜〜ん」と駆け寄って握手をするのが習慣になっていた。

おばちゃんの手は大きくて、いつも温かかった。

Sおばちゃんは「暑さに弱い」と言うことで真夏は体調を崩しやすく

夕方も遅くなってからしかお店に来なかったが

10月、11月になって涼しくなってもおばちゃんの姿を見ることがなくなった。

Sおばちゃんのことが気になり、お店の方に聞くと

やはり体調を崩して、病院へ行って点滴を打ってもらったりしているという。

最近は、外へ出ることもほとんどないとか・・・・

10月頃からついに新年を迎えてもSおばちゃんの姿を見かけない。

代わりに・・・と言おうか、Sおばちゃんの息子さんと

たまにお店で顔を合わせるようになった。

すらっと背が高く、人当たりも良い好青年である。

年は40歳前後くらいだろうか?

「お母さんの具合はどうですか?」と声をかけたことから

短い会話をするようになった。

やはり、Sおばちゃんは体調がすぐれず、家事全般を息子さんがこなしているようだった。

お店の方がいつも話す。

「本当に感心な子だよ。あの子がいるから、どれだけSおばちゃんは助かっているか・・・・

Sおばちゃんが具合が悪いと言えばすぐ病院にも連れて行くし

買い物にも付いていくし、家事全般こなすし。。。

本当に今時の青年にしては珍しいくらい良くできた子だよ」・・・と。

ばばも、いつもそう思って息子さんを見ていた。

すると、昨日、又一つ、息子さんの素晴らしいことを聞いた。

じじは、ここ数年、毎朝海岸までジョギングするのが日課になっているが

その行き帰りによくこの息子さんを見かけるという。

じじが見かける時、この息子さんはいつも、ある公共施設の掃除をしているそうだ。

ばばも、昼前など近くを通る時に見かけたことがあるが、

毎朝のように公共施設の周りのゴミを拾ったり草を抜いたりしているという。

なんて偉いんでしょう!

親を大事にし、尚かつボランティアで公共施設の周りの掃除をする。

簡単なようでなかなか出来るものではない。

Sおばちゃんの子育てが良かったんだね、きっと。

ばばは、ますますSおばちゃんが好きになった。

早く元気になって桜の花が咲く3月頃には又会えると良いね、おばちゃん!

投稿者プロフィール

ばば
ばば