ふるさとの海は・・・・

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1月8日(金)曇り

1月3日、空港帰りにばばと、姉、次女でばばの実家に寄った。

娘たちが幼かった頃は毎週末、家族でばばの実家へ行き

両親と一緒に夕食を共にするのが恒例であった。

両親が亡くなって、やがて20年になるがいつ行っても実家は良い。

なるべく一月に3回は通うように心がけているし、

我が3姉妹も帰省の折には連れて行きたいと思っている。

今回、娘たちが帰省した時も、しぜんと幼かった日の思い出話が始まり

話の中で、次女と三女だけで実家近くの海へ遊びに行った話が出た。

その海は「フンニャトゥ浜」。

この海へは、ばばも何十回と通った。

母が漬け物を作るための大根をカゴの一杯背負い、

ばばは、その母の後から付いていった。

海へ着くと母は大根を一本、一本塩水で洗うのだった。

ばばは、気分によって手伝うこともあれば、作業をする母の近くの砂浜で

貝殻を拾って遊んだりしていた。

懐かしいなぁ〜〜〜フンニャトゥ浜。

娘にとっても、ばばにとっても懐かしい場所。

よしっ、行こう!と決断、車を走らせた。

我が家からは車で、ほんの2,3分。

あっという間に、浜に着いた。

娘が話し出す。

「小学校低学年の頃、ひかち(三女)と二人だけで遊びに来た時、

イソギンチャクを見つけたの。

そこで、二人でイソギンチャクの口に花林糖を入れたら

ムシャムシャ美味しそうに食べたの。

しばらく経って、もう一回上げようとイソギンチャクの所へ戻ったら

花林糖は吐き出されていたの。あのイソギンチャクまだいるかなあ〜〜〜」って。

まさか、もうあの当時のイソギンチャクはいないだろうけど

何世代か後の子孫がいるかもね・・・・なんて話しながら

岩場を覗くと・・・・・・・・・・・・・・

当時のイソギンチャクの子孫かどうかは分からないけれど

たくさんのイソギンチャクがいた。

わざと、娘をイソギンチャクのいる場所に残し

姉と二人は砂浜を散策。

すると、いろいろな小さい貝殻がたくさん落ちている。

形も色も様々。

ばばも、子供の頃に帰ったような気持ちになり一生懸命貝殻を拾った。

娘は、まだ、イソギンチャクと会話している?????

ばばと姉が砂浜を歩いていると、長さ20センチ前後の魚が砂浜に打ち上げられていた。

5メートル間隔ぐらいで3匹も・・・・・

どうしたのかな?

そして、4匹目は白っぽい細長い魚。

口が尖り、その中には鋭い歯が見えていて、しっぽがキュッと細くなっている。

ちょっと気味が悪い。

「ウミヘビかな?」などと言いながら避けて通る。

 

娘が戻ってきた。

「今日はイソギンチャクにあげる花林糖を持っていなかったから

細い珊瑚を口に入れてきた」って。

オイ、オイ、いくら何でも珊瑚はないでしょう・・・・・

笑いながら3人で貝殻拾いを続けた。

しばらく経って、ひとり留守番をしているじじのことが気になり

帰ることにした。

車の中でも、海が昔と変わらずきれいだったっと感想を話す。

パッと見には、海は変わっていないようだけど

流れ込む赤土、投げ捨てられたゴミ、やはり気になる。

ばばが幼かった頃と比べ、砂浜がグンと狭くなっているような気がする。

ふるさとの山も海も川も、いつまでも青く清くあって欲しいと願うけれど

それには、ばばたち人間が自省しなければならないことがたくさんあるような気がする。

あの日、拾ってきた小さな貝殻はガラスの小瓶に入れて残しておこう。。。。。。

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