やれ 打つな・・・・・・・・

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12月5日(日)晴れ

ばばの見ている前で必死に手を擦り合わせている姿は

正に「命乞い」のように見える。

この命を奪っていいものか?一瞬、迷ったばば。

ばばの前にいるのは大きなハエ。

裏口を開けていたので飛び込んできたらしい。

網戸に留まっては又飛んでいる。

放ってはおけない!少しでも早くと、身近にあった小さなホーキとちり取りを持ってきた。

ところが、いざ、叩こうとするとなかなか命中しない。

ちり取りの背で叩こうとするが柔軟性がないので当たらないのかな?

それならば、ホーキでとやってみたが、ハエも必死なのでばばは悪戦苦闘。

「当たった!」と思っても、軽くしか当たらないので

すぐに逃げられてしまう。

はえ叩きを持ってきたらいいものを・・・・・・

ハエは網戸近くで飛び回っているので遠くへ逃げることもあるまいと

はえ叩きを取ってきた。

一発で落ちた!

ところが・・・・・

仰向けでいったん落ちたハエは、クルッと体を回し

前足?を必死にこすり合わせ始めた。

ばばは思い出した・・・・・・・

「やれ打つな ハエが手を擦る 足を擦る」という句を。

正に、その情景が今ばばの目前で・・・・・

少しだけハエが可愛そうになった。

最後に思いっきり叩こうと思ったけれど、やめた。

そして、摘む用具で軽く摘んでちり箱へポイッ。

家の中へ飛び込んで来なければばばに叩かれなくても良かったのに・・・・

同情も大事だけど、やっぱり害虫は思い切って退治する勇気も大事かな?

 

気分転換に両親宅へ下りて行った。

母は、ちょうど買い物から帰ってきたところで玄関に座っていた。

外の方が気持ちが良いのでばばは立ったままで母とおしゃべりをした。

途中、ふと目を上げると、ばばの手のひらくらいの大きさで

淡い茶色に水色の模様がある蝶がヒラリユラユラ飛んでいた。

そして、ユラユラ揺れるような飛び方で上へ上へと上がっていき

ついにばばの家の屋上へ消えていった。

(もしかしたら、屋上のどこかに留まっているかも

こんな大きくて珍しい蝶見たことないし、写真に撮ればじじが喜ぶぞ)と

ばばは階段を駆け上がりカメラを持って屋上へ走ったが

蝶の姿はどこにも見えなかった。

残念!

残念!と言えば、昨日は姉の家に寄ったら

柿の実を啄む鳥がいた。

(ヒヨドリかスズメだろう)と思っていたら、

姉が「あの鳥の頭見てごらん。冠かぶっているみたい」と言う。

改めて見ると、薄茶色の体、頭の上に黒い冠というか帽子というか・・・をかぶっている。

何ていう名前の鳥だろう?

じじがいたら、すぐに調べて教えてくれるのにね・・・と言いながら

せめて写真に撮ってじじに見せて名前を教えてもらおうと

車のドアを、そっと開けたのに鳥は敏感ですね、一斉に飛び立ち

遠くへ飛んで行ってしまった。

あ〜〜〜あ、残念、残念!

 

 

 

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