40年ぶりって。。。。。
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7月8日(水)晴れ
散歩の途中、車も離合できない狭い坂道にトラックを止め
電気会社の人がクレーン車に乗って電柱工事をしていた。
道いっぱいにトラックが止まった状態なので、「通って良いですか?」と
頭上で工事をしている作業員に声をかけ、
車と道端のススキをかき分けるようにしてやっと通り抜けた。
10分ぐらい歩いた時、さっきのトラックが後から来て、
スゥーッとばばの横に車を止めた。
運転席には見知らぬ中年の男の人が一人乗っている。
ばばと姉がいぶかしがっていると、男の人がばばに
「ばばちゃんですよね」と声をかけた。
それでもばばがいぶかしがっていると、
「40年前お世話になったKです。家は○○近くです。」と言う。
ばばのすぐ近くに住んでいるようだ。しかし、ばばには思い出せない。
更に「ばばちゃんは途中で退職したんですよね。」と言う。
ん??
ばばが退職したと言えば、正式採用通知が来るまでの約一月間だけ
隣の町の商工会で仕事をしていて、採用通知が来てからは
ずっと40年近く同じ仕事をしてきた。転勤はあっても中途退職はしていない。
お互いが知っている名前を出し合い色々話すうちに
「ははぁ〜〜」と思い出したが、それでも残念ながら男の人の事は思い出せなかった。
就職したてで、その職場では6ヶ月間仕事をして、
残り5ヶ月間は同じ職場でも持ち場が変わったのだ。
その5ヶ月間の間にばばが関わった子だった。
それにしても、この子は「40年ぶり」に会って、何故ばばって分かったのだろう?
ついさっき、男の子は高い電柱で仕事をしていて
下を通るばば達をしっかり見ていたわけでもないと思うが。。
この子が、ばばの結婚後の名前で呼びかけて来たので更に驚いた。
この子達と関わって5年後にばばは結婚したので、旧姓しか知らないはずなのに。
あの当時関わった方々は、今でも個人的には旧姓で呼びかけてくれることが多い。
ばばの仕事は転勤があり、島内は勿論、群島内の他の地域への転勤も2回あった。
仕事をしてきた中で、最初の年に関わった子と
まさかこんな形で巡り会おうとは、夢想だにしなかった。
世間は狭いものだ。
ほんの短い時間の関わり合いでも、生涯心に残る出会いもある。
昨日は、たまたま午前中病院へ行ったら
そこでも窓口で名前を呼ばれたばばを見て90才近いおばあちゃんが
「ばばちゃんですよね」と話しかけてきた。
この方は前述のK君達との巡り会いから1年後に転勤した職場で
巡り会ったおばあちゃんだった。手を取り合って再会を喜んでしばし歓談。
その後、ばばが診察室に向かって歩きかけた時に、待合室に座ってる女の方と目が合い、
「あらぁ〜〜〜」と二人同時に声を上げた。
またまた20年以上前にしばらく同じ職場で仕事をしたTさんだった。
「二度あることは三度ある」と言うけれど
本当に珍しい再会が三回も同じ日に重なった。
「出会いを大切に」そモットーにしているばばだが
これからも「一期一会」となるかも知れないたくさんの方々との出会いを
大切にしていきたいと改めて思った。