らん、ラン、蘭、顛末記

 ☆☆☆ ↑ 上のテーマ(題名)をクリックしてテーマのすべてを表示させてからご覧下さい☆☆

6月5日(金)晴れ

ばばが先日見つけたナゴ蘭??。(ばばは断定できるほど蘭に詳しくないけど・・)

じじに写真を撮ってもらおうと思っているのに天気がなぁ〜〜。

見つけた翌日は、散歩に出かけようと、

一歩玄関を出た途端、雨がぱらつきだしてやむなく中止。

そして、翌々日。

曇っていたけれどいつもより30分以上早く

じじが「散歩に行こう!蘭の写真撮ってこなくちゃ。しおれてしまうかも」

と言うので慌てて準備した。

その地点まで行くには何通りもコースはあるけれど

いつもと違って逆コースで行こうとじじが決定。

車庫を出た所で「イヤ、やはりいつもの通り行って

途中から近道しよう」と言うじじ。

「ハイ、ハイ何でもじじの言う通り!何処まででも付いていきますとも」

空が曇っているので天気との勝負だ。

雨が降り出さないうちに蘭のある場所まで行き写真を撮ると言うことで

じじの歩き方がやけに速い。

ばばは付いていくだけで息が上がりそうだ。

「フーハー、フーハー」良いながら必死にじじの後を追う。

頭で考えると、近くに思えるが実際歩いてみるとけっこうな距離だ。

それに、普通とはちょっと変わったコースなので遠く感じるのかも知れない。

 

歩くこと15分ほどで蘭を見つけた場所までは来たが・・・・・

カメラを取り出したじじが「蘭は何処にある?」と聞く。

確か・・・・と、ばばは上を見上げるが・・・・

ない!ない!蘭が見つからない!

わぁ〜〜どうしよう〜〜〜。

確かにあったんだけど・・・姉と一緒に見たんだから間違いないんだけど。。。。

(やはり、ばばの他にも上を向いて歩く人がいるんだぁ〜〜。)

(家に持ち帰ったんだろか?????)等と考えるばば。

残念だったね。

ごめんね〜〜じじ。

せっかく時間早めて家を出たのに。。。

成果なし、手ぶらで帰ることになるなんて・・・・・

 

諦めきれないばばは、近くの木を次々に目を凝らして見上げていった。

すると〜〜

ばばが、じじに教えた木よりも5メートルほど先の木に

お〜〜〜お、見覚えのある「蘭ちゃ〜〜〜ん。」

「じじ〜〜〜あったよ!、あった!、あった!」

夢中でじじを呼ぶ。

じじも走ってきた。

そして、ばばが指さす木を見上げて、

声は出さずニヤ〜〜〜っと笑って「ナ・ゴ・ラ・ン!」と口を動かした。

やった〜〜〜やった〜〜!!!

初めて自分の目で正真正銘の「ナゴ蘭」を見つけたんだ。

最近は山の中にある色々な蘭が、乱獲のため激減していると聞く。

ナゴ蘭も今や絶滅の危機に瀕しているんだって。

だから、「葉っぱ一枚千円」という相場もあるそうだ。

じじが「ばばが見つけた蘭は、葉っぱが六枚として六千円かぁ〜」と呟く。

そんな貴重な蘭を見つけたと言うことで、ばばはいやが上にもハイな気分になる。

じじも何回も何回もシャッターを切っていた・・・・

写真を撮りおわった後、ちょっと事情がありじじとばばは右と左に別れた。

 

夕方、買い物から帰って「じじ〜蘭の写真、綺麗に写せてた?」と聞くと

「いやぁ〜ちょっとぼやけてた。やはりカラッと晴れていないとダメだな〜〜」って。

残念!

でもいいや、懲りずに又出かけようね〜じじ。

「ナゴ蘭の写真撮りにね〜〜〜」。

 

 

 

投稿者プロフィール

ばば
ばば
最新の投稿