何故か寂しくなる

11月2日(火)晴れ


穏やかな天気が続きますね。

我が家の前の県道では、朝から電柱の配線工事?が行われていて

ひとりの方が、赤と白の旗を持って、交通整理をしている以外

いつもと変わらない風景です。

このまま穏やかな天気が続くと良いなぁと思いながら過ごしています。

昨日から、じじが徳之島の民謡「全島口説き」をユーチューブでアップしたりしていて

昨夜と、今朝、ばばにも聞かせてくれた。

島唄・・・と言えば、ばばが中学生の頃だったと思うけれど

奄美市の楽器屋さんが来島されて、ばばの実家で島唄を録音した記憶がある。

ばばの実家集落や校区内に、島唄の大御所が何名かおられ

その方々が、ばばの実家で実際に唄い、録音していた。

ばばの実家は集落の外れにあったので、静かで雑音が入らないから・・・・

と言っていたような気がする。

出来上がったレコードを1枚頂いて、何回も聴き、大切に保存していたのだが

だんだん世の中がCDの時代になって、レコードをばばが捨ててしまった。

今にして思えば、何て事をしてしまったんだと、後悔の念でいっぱい。

宝物だったのになぁ・・・・

ばばは方言もほぼ分かっているつもりだったけど、

島唄で唄われる言葉の中には分からない言葉も多かった。

今回も歌詞を見れば、だいたい意味は分かったが

それでも「えっ?こんな言い方があるの?」という言葉も多々。

島唄には、賑やかな歌も多いけれど、しっとりとしたもの悲しい曲も多い。

夕べと今朝、じじが島唄を聴かせてくれた時、何故か「しゃべりんこ ばば」が沈黙。

しっとりとした唄声、三味線の音を聞いていると、何故か胸がいっぱいになってしまって。

何故だろう?と思ったけれど、ばばの中では

島唄を実家で録音した当時の、両親の姿とか、周囲の風景

又、小学校、中学校時代の友達の顔とかが次々に思い出され

何だか、もの悲しいような、切ない気持ちになってしまった。

当時の島唄の大御所も、何名かはお亡くなりになった。

生声での島唄は聴くことが出来なくなってしまったけれど

レコードやCD化された島唄が残っていることはとても嬉しい。

島唄を演奏したり唄ったり出来る方も、高齢化が進み、

だんだん減っている。

ばばは勤めた職場でも、音楽室に三味線が何個かあったけれど

誰かが演奏しているのを聞いたことは無かった。

ばばは、最近の賑やかな音楽も嫌いでは無いけれど

昔から伝わる島唄は、島の宝だと思うし、意味は分からなくても大好きである。

コロナ禍で、島の色々な行事も中止になり、

島唄や島口(方言)を聞く機会は全然無い。

コロナが完全終息し、又、以前のように

島唄や方言が聞ける機会があれば良いなぁと思っています。

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