愛郷心
8月21日(金)晴れ
今日21日は、夏休み中の子ども達の出校日。
久しぶり、道路から子ども達の声が聞こえた。
じじが撮影に出発する頃、下校してくる子ども達の姿が・・・・
ランドセルを背負っている。
休み中の課題帳などを入れているのかな?
最近はランドセルに入れて登校するんだね。
ばばが仕事をしていた時は・・・・
夏休みなどの出校日には、教員は子ども達ひとりひとりの
課題の進み具合を確認したりしていたな。
そして、子ども達と一緒に校舎内外の掃除をしたりもしてた・・・・懐かしいなぁ。
子ども達の姿を見ながら、炎天下の登下校、
子ども達も大変だけど、熱中症などにならないでね・・・
と思いながら、じじの車を誘導し、見送った。
この子達も、中学卒業後、高校卒業後には島を出ていくんだよなぁ・・・・
それまでの間、故郷、徳之島で沢山の楽しい思い腕を作って欲しい。
昨日、ラインやフェイスブックで、夜8時から
テレビの民放局で「アンビリバボー」という番組があり
その中で「徳之島の車椅子犬ラッキー」が出演するよ」と連絡があった。
車椅子犬ラッキーの事は以前から知っていて、実際にラッキーを見た事もあったので
「あっ、そう〜」ぐらいの軽い気持でラインも見ていた。
しかし、やはり気になり、夕食後、早々に2階へ上がり
じじがパソコンで番組が観られるように設定してくれたので
ばばも普段より2時間近く早くテレビの前に座った。
徳之島町の島田さんという方が野良犬を引き取り、
ラッキーと名付け可愛がっていたが、ある日、ラッキーが事故に遭い
下半身が動かせなくなった。
動物病院のある沖縄まで移送し、手術を受けさせ
その後、犬用の車椅子を使って、ラッキーが移動出来るようにし
一緒の散歩をしたり、仕事に行ったりしているという島田さん。
もともとは動物を家で飼うのは反対で、子ども達からお願いされても拒否していたという。
しかし、寅とラッキーという犬を飼うようになり、性格的にも大きな変化があったそうだ。
寅という犬は数年前に亡くなったそうで、今はラッキーが島田さんの「良き相棒」だそうだ。
動物を飼い、一緒に暮らす中で、人間の性格まで良い面で変わっていくんだね。
昨夜の番組を観て深い感銘を受けたばばだった。
そして、あの番組の事を教えてくれた、娘達、甥っ子君達へ思いを馳せた。
甥っ子君や我が娘達も20歳になる前に全員島を出て都会で暮らしている。
そんな彼ら、テレビ番組や新聞などで「徳之島」という文字を見ると
やはり気になるらしく、連絡を取り合ったり、ばば達にも連絡をくれたりする。
又、島で暮らした期間は短くても、やはり「徳之島」と見たり聞いたりしただけで
ばばに電話をくれたり、メールをくれたりする親しい友人も多い。
その方達はやはり「ふるさと徳之島」という思いが強いらしい。
昨夜は、番組が終わると同時に、ばばの携帯が鳴り
出ると、島外に住む極々近い友人から。
「良かったね、今の番組」というのが開口一番に出た。
この方も20代前半まで徳之島に住んでいた方。
番組に出演された島田さんのお住まいの地区などは出なかったけれど
「島の何処に住んでる方なの?」とか色々聞かれた。
ばば達はずっと島で暮らしているので、普通だと思っている事でも
一旦島を出て都会で生活している方々は、やはり懐かしく郷愁を誘われるらしい。
ばばの小・中学校時代の同級生でも、島に残っている人は少ない。
集団就職や進学で都会へ出て、都会の方と結婚し、
都会で暮らしている友達の方が多いと思う。
そういう友達のご両親も亡くなられた方が多く、家も廃屋になり
島に帰って来ても、元気な親戚もいないという人が多い。
その同級生達も、島へ帰ってみたいと思っている人は多いかも知れないけれど
都会にしっかりした生活基盤があれば、
一時的帰郷はしても、「定住」まで考える人は少ないだろうなと思う。
一度島を離れてみたら、なおさら「愛郷心」は強くなるだろうな・・・とも思う。
ばばは、徳之島で生まれ、育ち、そして暮らしている。
「ふるさと・徳之島」大好きです!