大っ嫌い

5月1日(金)曇り

いつものように,朝庭に出たら

裏庭からヒラヒラ〜〜っと何かが飛んで来た。

軽やかで優雅に飛んで来たのは〜〜〜〜

濃紺に黄色の帯模様のある、キオビエダシャク。

濃紺が美しくて、10年ほど前,初めて見た時、ばばは珍しいチョウだと思って

大興奮したのを思い出す。

でもね、奴の正体はイヌマキの葉っぱを食い荒らす害虫なの。

成虫は、ぱっと見は綺麗!と思ってしまったけど

幼虫は、ばばの大嫌いなクニャクニャ系で,

集団でイヌマキを食べている音を聞いた時は卒倒しそうだった。

今、成虫が飛んでいるという事は?近くにイヌマキの木があるって事だよね。

我が家にも,庭の隅に高さ1メートル位のイヌマキが1本だけある。

キオビエダシャクが発生するのがイヤだから

3月中旬と、つい数日前に、木の下から上に向けて殺虫剤を噴射した。

ゴキブリとか蚊用の殺虫剤で良いと聞いたので、数年前からは

発生前に殺虫剤を撒くようにしている。

徳之島で、イヌマキは,昔からよく使われている。

お墓参りの時の「お花」として使うのだ。

イヌマキの枝数本を束ねて,お店で売っている事もある。

我が家では、両親が元気な頃から、庭の隅に1本のイヌマキがある。

あまり大きくなっても,枝を切る時とか不便だから、高さも1メートル位に保っている。

イヌマキの木は実が出来る種類もあるが、我が家の木には実は出来ない。

実がとても可愛くて,小さなこけしのような形をしているの。

小さい頃は,この実で遊んだ事もあるけど

最近の子ども達は、イヌマキの木や、その実を知らないこの方が多いんだろうな・・・

とも思ったりする。

今朝見たキオビエダシャクが,我が家のイヌマキに止まって

卵を産み付けるのでは?とドキドキしたけれど

どこへともなく飛び去ってくれたのでホッとした〜〜

今年はあの幼虫、見たくないなぁ・・・・

イヌマキの木のある近くでは、地面に落ちた幼虫が道に這っていたり

ブロック塀に引っ付いていたりするんだよね〜

ばばが良く行く場所にも,イヌマキの木が数本あるから

しばらくは,少し離れた場所を歩こうと思っている。

そう言えば。。。。。

数日前、実家のお墓舞い降りに行った帰り

滅多に入った事の無いお店に入った。

店先に色とりどりの花苗があって、

その奥には,売り出しのインスタント麺もあった。

先ずは、花苗を見て・・・と思っていたら、入り口のコンクリート上に

見覚えのある虫が!

長い触角、白と黒の模様。

ゴマダラカミキリ

これは,ばば個人的にも憎き敵。

名前はゴマダラカミキリで、ミカンの害虫。

この虫も最初見た時は「珍しい!!!」と大喜びしたばばだが

じじから「ミカンの害虫」だと聞き、一瞬にして,憎き敵に!

此奴のせいで、みかん農家さんが大被害を受けるんだよね〜

ばばの実家には甘い「喜界ミカン」という品種の、ミカンの木が数本あった。

我が家の子ども達も、みかんの季節に,ばばの実家に行く時は

このミカンを食べるのも楽しみのひとつだった。

ばばが子どもの頃からあったミカンの木だから,当時の樹齢も30年くらいだったかな?

ここ数年も、季節になると実家へ行き、姉と2人でみかん狩りをしていたのだが

2年ほど前から、ミカンの木がだんだん枯れ始めた・・・・・

そして、ついには・・・・・

そう、今年は「喜界ミカン」の木は全滅してしまうかも・・・と言う状態なのだ。

シルバーさんに頼んで対策をしたいのだが「時、既に遅し」だと思う。

残念で残念でたまらない。

憎きはゴマダラカミキリ!

でも早めに予防対策を取らなかったばばも悪い。

ばばの・・・我が家族の・・・・沢山の思い出がある「喜界ミカン」。

あの独特の香り、極甘の果汁・・・

二度と味わえないと思うと,悲しくて寂しい〜

憎い害虫ども〜〜

そして、今の時期はコロナウイルス〜〜

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