「カキノ タネじゃ、ないよ〜」
1月7日(日)快晴
「小江戸と言われる川越に行ってみたいね」という提案があったので
4人出かける事に。
「小江戸」という言葉に惹かれ興味津々。
電車を乗り継ぎ、行って来た。
歩いて回る事にし、川越に着くと、まずは腹ごしらえ。
うどん屋さんに入って、それぞれ好きな物を注文し
「いただきま〜す」
町歩きをしながら、色々つまみ食いをしようねということで、
軽く腹ごしらえ・・と思ったのに、ばばが注文したのが「天ぷらうどん」で
「軽く・・・」っどころか、お腹いっぱいいっぱいで
もう、何も入りませ〜〜ん。
4人で前になり、後ろになり歩きながら話すのだが
前で話しているのが、後ろのばばにははっきりは聞こえない。
もうすぐ、「カキノ タネ・・・・」と言っているみたいだったので
「えっ?おつまみの柿の種って、川越で作られているの?」と言ったら
「お母さんったら、何言ってるの?」と笑われてしまった。
「カキノ タネではなくて、トキノ カネだよ」って。
へぇ〜って思っていたら、帰宅後、娘が資料を見せてくれ、そこには
「蔵造りの町並みの上に突き抜けて建つ鐘楼で、川越のシンボルになっている。
今の鐘楼は川越大火の翌年の1894年の再建で今でも優しい音色を聞かせてくれる。
鐘楼の奥にある薬師如来立像をまつる薬師神社が珍しい」と書かれている。
鐘にだけ目を奪われて、薬師寺には気づかす・・・残念!
「時の鐘」は今でも、午前6時・正午・午後3時と6時の4回は鳴らされているそうだ。
時の鐘が鳴らされる午後3時には、まだ間があったので
そのまま「お菓子横町」へ歩いて行った。
沿道は沢山の人出で、自家用車やバスは、なかなかスムーズに進めない状態。
今日は3連休の中日だから、あんなに人出が多かったのかなぁ。
お菓子横町では、芋を使ったお菓子や、色々な駄菓子類、アイスクリーム
お団子等々、お腹がすいていたら、すぐにでも食べたい物も沢山あったけど
なかなか食指がすすまない。
お菓子を見るよりも、町並みを見るのが楽しい。
何だか懐かしいような建物が多かった。
公園とかも彼方此方あるのかなぁ・・・と思ったけど
そこまでは行く事もせず、午後3時前になったら「時の鐘」の音色を聞きたくて
来た道を引き返し、鐘のよく見える場所で待っていた。
今か今かと待っていたら「ごぉ〜〜〜ん」というような
優しい鐘の音が聞こえてきた。
「あっ!鳴った、鳴った」と喜んでいたら、「又鳴るよ〜」と
娘が言うので、鐘の方をじぃっと見ていたら、
鐘をつく棒が前後に緩やかに動き、数回動いた後に鐘をついた。
「もう、終わりかな?」と思っていたら、その後も数回鳴ったが
何回鳴ったか、しっかりと数えていなかったので定かでは無い。
優しい鐘の音を聞いて、何だか心がホッコリ。
その後は、又駅に戻り・・・
行きは急行だったが、帰りは普通列車で約1時間。
更に乗り換えて約30分。
往復3時間位要したけど、4人で出かける事は滅多に無いので
良い思い出が出来た。
今日も「時の鐘」を「柿の種」なんて言って、またまた笑われてしまったけど
年の初めからこの調子だから、今年も色々なドジを積み重ねるだろう。
でも怒らずに「又、お母さんったら〜」と笑って許してね。