強情!
2月13日(土)曇り
ばばの髪の毛は、美容師さん泣かせだ。
と言うのも、なかなかパーマがかかりにくい。
一番印象に残るのは、30代後半の頃、ロングだった髪を
当時はやっていたソバージュにした。
夕方家に帰ったら、娘も「お母さん素敵!」と褒めてくれたのだが
翌日、何と髪の毛は元のストレートに・・・
信じられないけど、本当の話。
すぐ、美容室に電話すると「かけ直しましょう」と言ってくれ
再びソバージュにした・・・
あれから、もう数十年が過ぎたが、ばばの髪の毛の頑固さは変わらない。
去る1月23日、ばばは思い切って髪の毛をショートにした。
美容師さんと色々語り合った結果だ。
その時、「もう年齢的にも髪の毛をあまり引っ張るのは良くないので、
なるべく結ばないようにして下さいね」と美容師さんに言われ
帰り際に「ばばちゃん、カミ様に誓って下さい」と言われたので
ばばも、「ハイ、誓います!」と答えたのだが
美容師さんが「ばばちゃん、神様に誓うのではなく、髪様に誓ってね」と
説明したので、大笑いしながら帰宅した。
その約1週間後に重大決意の元、パーマを当てた。
「ばばちゃんの髪の毛、大丈夫かなぁ?
上手くパーマがかかってくれるかなぁ?」と美容師さんは心配しつつ
パーマの2液をかけて、他の人より倍くらいの時間放置した。(らしい)
パーマが終わって、良い具合にウエーブも出ているので満足して帰宅。
じじには前もって「パーマかかけてくるね」と言ってあったのだが
たいした変化は感じられなかったようだ。
パーマをかけて3日後に洗髪した。
すると、あら?不思議・・・
と言うか、やっぱりと言うか・・・髪の毛はほぼストレート状態。
どうしようかな?
迷ったけど、美容室に電話した。
「すみません・・・又ストレートに戻ってしまいました」とばば。
「じゃぁ、来週月曜日にかけ直しましょう」と美容師さん。
と言うわけで、今週月曜日、再び美容室へ行き
「これでもか!」と言うほどパーマ液をかけた後、時間をおいて・・・・
美容師さんが「やはり、あまりかかっていないようねぇ」
と言いながら洗髪すると、髪がクネクネッ。
わぁ!恥ずかしい!あまりにイメージが変わりすぎて、これじゃスーパーとか行けない・・・・
とか思い、それ以後、ウオーキングやスーパーに出かける時は
帽子を被り、マスクをし、見るからに「怪しいばあさん」になっている。
パーマをかけて2日後に洗髪してみたら、髪が踊る!踊る!。
好き勝手な方へ飛び跳ね、1本、1本が思い思いに丸まって存在を主張している。
ドライヤーで乾かして寝て、翌朝台所に立っているばばの後ろ姿を見たじじ
「ばばの髪、ジャングルみたい」と言うので、
ばばは「岡本太郎画伯の爆発じゃぁ〜〜」と返した。
あれから洗う度に少しずつウエーブは落ちつつあるが、
起きた時などは、すぐ洗面所へ行って髪の毛をチェックするのが、
ばば昨今の習慣になりつつある。
いやはや、何ともやっかいな髪の毛じゃのう。
「もう、髪の毛伸ばしません」って「髪様」に誓わされた、ばばだけど
もう既に「ロングに戻りたぁ〜〜い」と内心絶叫の数日である。
じじが「僕の気持ち分かった?」と言う。
じじは、クセっ毛で、少し髪が伸びるとクルンクルンになる。
結婚式の写真を撮った時だけ、長髪だったが、あの時は記念撮影のため我慢していたらしい。
ばばは、「これでもかっ」って言うくらいの直毛なので
クリンクリンに憧れはするのだが、なかなか現実は厳しいようで・・・・
直毛の人は癖毛の人を羨ましく思い、癖毛の人は直毛の人を「良いなぁ・・」と思うのかな?
人間って、自分にないものを欲しがる事が多いのかもしれない・・と思ったりする、ばばです。