軍配は、じじに!

9月24日(水)曇時々雨
昨日昼、入院中の母の食事介助にじじが行ったら
4日ぶりに母がほぼ完食したと喜んだ。
なら、夕食はばばが介助に行って、完食させましょう〜と
買い物を終えてから、病院へ。
病室は8人部屋。
うち、ひとりで食事が出来る患者さんはひとり。
母も元気さえあれば普通食を、軽く完食出来るんだけどね・・・

ばばが病室に行った時も、母は目を固く瞑って熟睡。
声をかけても起きないので、補聴器を使って
耳元で「お母さん、夕食の時間ですよ〜
いっぱい食べて、元気になろうね」とじじの真似をして言ったら
「ハイ」と答えた母。
じじやばばが何か言うと「ハイ」、「ハイ」と答えるようになった母。
まるで子どもに返ったみたい・・・・・
「年をとると子どもに還る」と言うけれど・・・・ちょっと寂しい。
母の食事は全てミキサーで潰してあり、
(母は、ご飯だって普通のご飯が好きなんだけど・・・
おかずも磨り潰さなきゃいけないのかなぁ・・・)と思いながら
スプーンでお粥を掬い口元へ持って行ったら、イヤイヤと頭を振った。
「お母さん、ご飯ですよ。食べて元気になろうね」と言いながら
再度、スプーンを口元に持って行ったら
口を開けて食べてくれた!
一口食べてくれるだけど、こんなに嬉しい気持ちになるなんて!
すぐ横で、他の患者さんの食事介助をしていた介護士さんに
「食べてくれました!」と思わず、口に出して言ってしまった。
すると、介護士さんが「では、薬も一緒に飲ませて下さい」と
磨り潰したお粥の上に粉薬を入れた。
混ぜると、お粥は緑色っぽくなり、漢方薬のような匂いがした。
スプーンで少しだけ掬って、口元に持って行くと
一旦、頭を振ったが、その後食べてくれた。
目を開けて見ることもなく、口元に運ばれた物を
機械的に食べている・・・・・そんな母の姿が悲しい。
その後、おかずも数口は食べてくれたが、後は一切受け付けなくなった。

昼間、じじが介助した時は9割方食べたと言っていたので
ばばは完敗だ。
顔見知りの介護士さんが、「お嫁さんより、
自分の子どもが食べさせてくれた方が美味しいのかな?」って笑っていたが
ばばも「完敗です。明日からは夕食もじじに介助させますね」と言って帰ってきた。

そして今日、昼は又じじが食事介助に行った。
昨日より、食事の量は多かったらしいが、
今日もよく食べてくれたって。
じじが「僕だって、あのくらいの量は食べられないから
90才の母ちゃんにしてはよく食べたよ。
もう、お腹いっぱいだから良いって最後は言葉で言ったよ。
夕方、ばばが行くからねと言ったら、難儀だから、
わざわざ来なくて良いよと言った。
昨日より意識も大分戻っているみたいだったよ「と。
さぁ、夕方、ばばが行って介助しても食べてくれるかなぁ?
ちゃんと目を開けて、自分で食事できるようになれば
普通の食事を、お腹いっぱい食べられるのにね〜。
今日で、入院5日目。
少しずつだが、回復の兆しが見られるようで嬉しい・・・・

 

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ばば
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