みんな違って みんな いい
2月18日(火)曇
一昨日行ってきた「島唄・島口大会」で
プログラムと一緒にもらった用紙に
「2月18日は、奄美群島民、方言をつかいましょう」
という日だって書かれてた。
え〜っ、知らなかった。
今年から始まったのかな?こういう取り組み。
それとも、じじとばばが知らなかっただけなのかなぁ?
もしかしたら?町の広報誌などにも書かれていたかも知れないけれど
ばばは、今回初めて知った。
「方言をつかいましょう」って・・・・
半世紀前とは真逆の事を言うなぁ・・・・
だって、半世紀前は「方言をつかわないようにしましょう」
ということで、学校で方言をつかおうものなら
罰として「私は方言をつかいました」と書かれた札を
胸から下げさせられたものだ。
じじの学校では、もし自分が方言を使って
罰の札を下げさせられていた時に、
他の友達が方言を使うのを見つけたら、自分が下げた札を
方言をつかった友達に渡す事が出来たそうだが、
密告のし合い?・・・・子供の時に
こういう事をさせるなんて酷いよね、学校現場も。
それに、言葉なんて発した次の瞬間には消えてしまうものだし・・・
でも・・・当時は上からの指導があったはずだし
学校を非難する事も出来ないと思うけど・・・・
そうそう、じじ達はね、方言を使ってしまった場合
直後に「ヤマトゥグチ(標準語)で言えば・・・と
言い直して、罰を逃れる事もあったとか。
今となっては懐かしい、昔話。
ところで、一昨日の続きのようになるけれど
人間を数える時と、物を数える時は
数え方が違う・・・と書いたけど、実際自分たちで言ってみると
人間は「四人(ユターイ))」までしか数えられないし
物の数え方も「トゥー(十)」までしか数えられない。
では、それ以降はどう数えるの?
じじとばば、色々話してみたけど、人間を数える時は
5人以上を数える時は、やはり現在のように
「5人・6人・・・」と数えるのではないかと・・・・
物を数える時も10以上は「11・12・・・・・」と数えるのではないかと。
「方言を語り継ぎましょう・・・」と言っても
ばば達年代でさえまともに話せない方言・・・・
大事な文化だとは思うけど、現状ではどうしようもない。
じじとばば、方言で話していたら
「僕たちは、そんな言い方はしなかった」とじじが言う事もあるし
ばばが「私はそんな言葉は知らない」というこも結構ある。
方言って、その地方、地区の文化。
だから、金子みすゞさんではないけれど
「みんな違って、みんないい・・・・・・」んだよね。