むかし、むかし・・・・
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1月14日(木)曇り
何歳から「おじいさん・おばあさん」なんだろう・・・・
50歳代までは「おじさん・おばさん」かなぁ。。。。。。。。
ばばも、自分が初めて孫から「ばば」と呼ばれた時はビックリもし
「イヤだなぁ・・」とも思った・・・が、いつの間にか慣れてしまった。
孫が出来たから「おじいさん・おばあさん」って言うのかな?とも思うが
決してそうとばかりは言えないよね。
孫がいようが、いまいがある年代になれば
必然的に「おじいさん・おばあさんに」なってしまうのかな?
日本の昔話に出てくるおじいさん・おばあさんは
いずれも白髪で・・・・おじいさんは三角っぽい布帽子をかぶり・・・
おばあさんは着物を着て・・・・というイメージがあるが
今時のおじいさん、おばあさんは大分様変わりしているね。
さて、さて、前置きが長くなったが、今日はばばが知っている
おじいさん・おばあさんのことでも書きましょうかねぇ・・・・・・・
むかし、むかし・・・じゃなかった今現在
ある所にとても仲の良いおじいさんとおばあさんが暮らしていました。
おじいさんは機械いじりが好きで、今時ばやりのパソコンが大好きでした。
おばあさんは、これと言って好きなこともなく
買い物に行く以外は毎日ぐうたらぐうたら過ごしていました。
ある日、おばあさんが体調を崩し寝込んでしまいました。
2日経っても、4日経ってもなかなか元気になりません。
そこでおじいさんは仕方なく自分で買い物に行くことになりました。
買い物に行くついでに、ある所から請求書が届いていたので
その支払いもしてくると張り切って出かけました。
30分くらい経っておじいさんは笑いながら帰ってきました。
「まったく、もう・・・」と苦笑しながらね。
おじいさんは、おばあさんにことの顛末を話しました。
請求書が届いた所へ行きお金を払おうとしました。
しかし約9000円足りません。
仕方がないので有り金全部払い、不足分は又出直しますと・・・
そして。帰る途中、財布の中にはお金が無いにもかかわらず、
おじいさんは顔見知りのお店で600円分の買い物をしました。
勿論お金を払わずにね。
家に帰ったおじいさんは、おばあさんに
「600円小銭ない?」と聞いたのでおばあさんは財布の底をかき回して
百円硬貨を6枚渡しました。
600円もらったおじいさんは、さらに1万円札を数枚補充して
又出かけていきました。
しばらく経って、用事を済ませたおじいさんは帰ってきました。
そして、今度はこう言いました。
「600円分買い物をしたお店で百円玉を6枚出そうとしたら
寒さで手がかじかんでうまく出せず、おまけに硬貨が数枚どこかへ転がって
見つからなくなってしまった」と。
パニックになってしまったおじいさんは、仕方がないので
財布に入っていた1万円札で600円の支払いをし、お釣りをもらいました。
お店を出ようとすると、さっき転がった2枚の硬貨が入り口付近に落ちていたそうで
かじかむ手で拾って財布に入れました。
そして、家に帰ると600円の硬貨をそのままおばあさんに返しました。
どうして、おばあさんに返したのかは分かりません。
なぜなら、いつもおばあさんが同じ買い物をする時は
おばあさんが自分の財布から出します。
おじいさんは食料品でも、
買い物をする時は自分の財布からお金を出すものと信じ込んでいるのでしょうか?
同じ家で二人が食べるための買い物だから誰のお金で買っても良さそうなものを、
おばあさんが病気で寝込んでいる時は、おじいさんは律儀に自分お財布からお金を出して
食料品を買ってきます。
おばあさんは、毎日病気だったら、自分の財布からお金を出さなくて良いので
(小金持ちになれるかも。ずぅっと寝込もうかなあ)と邪心が出てきました。
でも、次の日の朝ご飯の時、牛乳をカップに入れて温めるのを
おじいさんは、1リットルのパック毎レンジに入れようとしました。
それを見ていたおばあさんは、
(やはり私がしっかりしなければ、じじはそのうちにビールの缶も
大根なども丸ごとレンジに入れるかもしれない)と思いました。
そう思うと不思議なもので、おばあさんは、みるみる体に力がみなぎって
シャキッとなり、飛び跳ねるくらい元気になりました。
そんなおばあさんを見て、おじいさんはとても幸せそうに微笑んでいました。
おじいさんの瞳にはキラキラお星様が輝いているようでした。
明日も明後日も、ずっと、ずぅっと、おじいさんとおばあさんは幸せに暮らすことでしょう。
めでたし、めでたし。はい、おしまい。