頑固者
2月16日(金)曇り時々小雨
天気がスッキリしないなぁ・・・・
でも、庭の花は元気で我が家の、シランも3株ほど咲き始めている。
ばば、自由な時間が沢山あると、やりたい事を先延ばし、先延ばししてしまう。
「次は押し入れの片付け」と言って、もう、何日過ぎた?
そう、こう、している間に時間は過ぎ、又やるべき事が沢山。
今日は、撮影に行くじじを送り出したら、自分の衣類の整理をしようと思っていたのに
「あっ、それより先に大根と人参の煮物作っておこう」と思ったら、そこに集中。
煮物終わったら、ホウレンソウと卵の炒め物も作ろう!と思って、
さぁ~こんどこそ!と思ったのに、何故か、やはり昼食の準備に没頭してしまい
気づけば、じじが帰宅・・・
又、衣替えは先延ばしだ。
最近のばばの行動、自分でも理解できない。
ここ数年、ばばは認知症について時々考える。
自分の母の行動について、聞いた話を思い出すのだ。
多分、母が自分で話したと思うのだが・・・・
ある日、母は親しい友人の家に遊びに行った。
そして、帰る時間になって友人宅を出たけれど、
自分の家にどう帰れば良いのか分からなくなってしまったそうだ。
通りかかった人に聞いたのか?すぐ帰宅は出来たそうだが・・・・・
当時(あの、しっかりした母がなぜ?)と不思議でたまらなかった。
それ以後、同じようなことも無かったし、心配することは無かったけれど
ばばが幼かった頃の事を思い出した。
当時、70才くらいだったか・・・年齢は、はっきりとは分からないけれど
ある、おじいさんが、家を出たまま帰宅しない・・という事があった。
集落の方々みんなで、彼方此方探したと思うけれど、なかなか見つからず
結局は、山道を通り、川を渡り、更に奥深い山の、洞穴の中にいるのが見つかった。
今にして思えば、おじいさんも、用事で出かけ、帰宅しようとしたときに
家に帰る道を、突然忘れてしまったのでは???と。
もう、半世紀以上も前の事で、当時は「認知症」という言葉も島では聞いたことは無かったと思うけれど。
もしかしたら???
最近、ばば買い物に行く前に、買うものを忘れないようにとメモをするのだが
いざ、買い物に出るときに、そのメモを忘れてしまったり、メモをどこに置いたか忘れてしまうことも。
娘達は「お母さん、スマホのメモ帳使えば良いのに」って言うけれど、
まだまだスマホを使いこなせない、ばば。
ある友人と、ばばでよく話すのだが「スマホで、電話とメールさえ出来れば良いよね」と。
頑固者の、ばば。
でも・・・色々忘れっぽくなっている現実を受け止めて、
娘達の言うことも聞いた方が良いのかもと思う昨今。
それでも、ばばがじじに「タブレットが使えるからスマホは使わなくて良い」と言うと
「ばばは、外に出るときも、大きなタブレット(と言ってもA4版だけど)持って歩くの?」と、じじ。
「だって、外でタブレット使うこと無いから」・・・・と、ばば。
どこまでも、頑固なばばです。