再現したいけど・・・
12月29日(木)曇り
今更??他のことやる方が良いんじゃない?・・・って自分でも呆れるばば。
だけど、今日は何故か、撮影に出かけるじじを見送った後、倉庫へ直行。
捨てたい物が沢山、沢山あるのに先延ばし、先延ばしにして来て・・・
先ずは、段ボールを捨てなきゃ!
娘達の所へ出かける時は大きな箱に着替えなど詰めて送るけど
普段使うことは、無い。
普通の小包を送るときには小さめの段ボールを使うからと
溜め込んでいたけど、これだって多くて5個あれば充分なのに・・・
次ぎに、殆ど使っていない布団や毛布。
以前は都会からお客様が見えると、我が家に泊まってもらうことも多くて
次々と買い足した結果、何年も使わない布団や毛布も沢山。
次ぎに、未使用のタオル類。
先ずは、段ボールを捨てようと一カ所にまとめ、タオル類も
現在使っている物と交換しようと、バッグに10数枚入れ持って来た・・・やる気は満々。
だけど、2時間足らずでじじ帰宅。
じじが帰宅する前に、お昼の準備をしなくちゃ!
「今日は何作ろうかな??」と迷ったけど、頂いた素麺が沢山あったので
素麺を使った熱々メニューを考えよう!と、1束で良いかな?と思いつつ、2束も茹でてしまった。
豚のヒレ肉も買って来たばかりだったし、卵や人参、キャベツ、ネギもあるし・・・
と、張り切ってチャチャッと作った。
でも、結局1束分しか使わなかったので、まだ1束分残っちゃった・・・どうしよう?
じじが帰宅し、出来たての素麺メニューを出すと「美味しい!」って。
そして「ラインのように、すぐ届くんだったら、孫たちにも食べさせたいなぁ」って。
「いや、いや、あの子達は素麺料理なんか食べないと思うよ」とばば。
ばばは、作っている間、何故か今は亡き実家の母の事を思っていた。
もしかして?無意識に母が作っていた素麺料理の味を再現出来たらな・・とも。
娘達が幼かった頃、毎週末家族で、ばば実家へ行き夕食を共にしていた。
その時母が作ってくれていた料理・・・・野菜中心の煮物とか素麺料理にお汁。
他には誰も食べないのに、じじのためだけに隣集落から魚を売りに来るおばさん達から
魚を買って刺身も準備してくれていた。
魚売りのおばさんの集落は、昔から漁業が盛んで、
ご主人が、その日の朝捕ってきた魚を、大きなタライに入れて
そのタライをおばさん達は頭に乗せて「魚は要らんかね~」と歌うように宣伝しながら
ばばの実家集落までも売りに来ていた。
魚屋のおばさん達は、集落の中心にあった集会場前まで来ていたので
母はそこまで魚を買いに行き、帰って魚を捌き、刺身にしたり
時には煮物、揚げ物にして、アラはお汁にしていた。
母が作ってくれていた「アンバ ソーメン=油素麺」は、ばばにとって
一番の「母の味」である。
味付けも勘で、適量の調味料を使っていたと思うけど
でも、最高に美味しくて、未だに忘れられないけれど
現在のばばに再現は出来ない。
じじの一言で、今は亡き母の事を色々思い出したばばです。