お互い「あなたが泣きなさい!」って
9月7日(金)晴れ一時小雨
今日午前中、ばばはお出かけ。
じじ、久しぶりにお昼ご飯自炊。
と言っても、温めるだけ〜なんだけどね。
ばばが用事を済ませ、帰宅したのが1時過ぎで、じじはお昼寝タイム。
ばばが昼ご飯を済ませた頃、2階から下りて来て
「何時もなら、僕が帰宅したら(お土産は?)って聞くばばが今日は居なかったから
はい、これお土産!」と、ハンカチを四角に折って包んだ物を差し出した。
「何???」と、興味津々に受け取ったばば。
ハンカチを広げてみると、中にはまだ青い椎の実が数個。
落ちていたらしいけど、1個だけは、まだ青い実が殻から半分出ていたが
残念ながら割れていた。
本当は11月頃に熟して、落ちるはずなんだけど
強風にでも煽られて、残念ながら、早々落ちてしまったのかなぁ?
子どもの頃は、わざわざ山へ椎の実を拾いに行っていた。
拾ってきた椎の実を綺麗に洗って乾かして、
鍋で炒って母が食べさせてくれたことを思い出す。
じじがくれたのは椎の実だけど、何故かばばの口をついて出たのは
「♪どんぐり ころころ・・・・・」の歌。
「じじ〜私が今歌った中で、歌詞の間違いがあったけど気付いた?」と聞いてみた。
「どんぐり ころころ・・・ここまでは間違っていないよなぁ。
じゃぁ、つぎの(どんぐりこ)が間違ってるの?」とじじ。
「正解〜〜〜。私、ずっと(どんぐり ころころ どんぐりこ)って歌っていて
(どんぐりこ)は間違いで(どんぶりこ)が正解って知ったのは
大人なってからも、大分経ってからだった」というような話をしていたら
急に幼稚園時代の参観日のことを思い出した。
もう、半世紀以上も経っているのに忘れられない、
ばばの気の強さ、我が儘ぶりが分かる出来事。
ブログにも数回書いたけど・・・
幼稚園時代の参観日に、保護者が見ている前で
2人一組になって「どんぐり ころころ」を踊った。
2番を踊る時、最後の方で(やっぱり小山が恋しいと 泣いてはドジョウ困らせた)
を踊る時、ドングリ役の子は座って泣くき真似をし
ドジョウ役の子は、泣いているドングリ役の子の頭を撫で撫でして
慰める動作をするのだが、ばばと相手もKちゃんは
「あなたが泣きなさい!」「あなたが泣きなさい!」とお互い
小声で言い合って、結局、遊戯は終わってしまった。
帰宅後、母から散々怒られた。
今の性格から考えても、きっと、ばばがドングリ役で泣かなければならなかったはず・・
と、大人になってからは思った。
じじは「最初で、ドングリ役とドジョウの役、決まっていただろう」と言うので
「きっと、ばばがドングリ役だったはず・・」と
今日も言ったが、何で、遊戯の中で泣く事に、あんなに抵抗があったんだろう?
島外在住のKちゃんは、この事を覚えていないかも知れないが
ばばはいつまで経っても忘れることが出来ない。
ばばって、本当に我が儘で、気が強かったから
親にも反抗ばかりして、兄弟姉妹の中で、いつも怒られていたんだろうな・・
と、ある年になったら分かるようになった。
じじのお土産から、遙か遠い昔々の事を思い出して
じじとふたりして、呆れたり、笑ったり、「さすが、ばば!」とじじに呆れられたり
この青い、椎の実、どうしたものだろうか?