読む「島ドラ」発表公演他、幼稚園中退?

9月10日(日)晴れ
じじから、「僕は幼稚園中退したんだよ」と何回か聞いた事がある。

過日、同級生が幼稚園時代の写真を提供してくれた。
数十人の可愛い幼稚園生徒担任の先生が写っているけれど
誰が誰なのか?当然のことながら、ばばには全く分からない。
「じじはどの子?」と聞いたら「僕は写ってないよ。幼稚園中退したから」とじじ。

そこで、今朝、その写真をプリントアウトして親しい友人の所へ行き
「どの子が誰なのか?」聞いてみたそうだ。
すると、聞かれた友人、自分がどこに写っているかも分からなかったって。
じじが「この子が、君じゃない?」と教えてあげたそうだが
どうだかなぁ・・・・

ばばも、幼稚園時代の全体写真があるけれど、ばば達の頃の写真って
ひとりひとりの名前も書かれていないし、写真見ただけでは
誰が誰なのか全く分からないと思う。

写真を見せながら「この子が○○で、この子が△△だと思うよ」とじじが教えてくれるけど 
半世紀以上前の可愛い写真を見ても、校区も違うし、ばばには全く分からない。

で、写真の事は置いといて、じじが「何故、幼稚園中退したのか?」聞いてみた。
じじが言うには「幼稚園の夏休み前後に、裸足で砂浜で遊んでいて怪我をした。
それで、幼稚園を何日か休んだら、その後行きたくなくなり、そのまま中退した」って。
へぇ〜、ばばの通っていた幼稚園では中退した友達は1人もいなかったなぁ〜

当時、ユニセフから支給された脱脂粉乳を炊いたミルクが飲めるのが嬉しくて、
又、幼稚園に行っている間は、家の手伝いをしなくて良かったから
ばばは、毎日張り切って通園していたという記憶しか無い。
もう、何回も書いているかも知れないけれど、
ある日、幼稚園の先生が「明日はミルクを飲む為の湯飲みを
お家から持って来て下さい」と言われた。
ばばは、脱脂粉乳ミルクが大好きだったから、大きな丼をもって登園した。
ミルクを飲む時間になると、先生が大きな丼いっぱいにミルクを注いでくれるかと
ワクワクしながら待っていた。
しかし、先生は、ばばの大きな丼にも他の友達と同じ量位のミルクしか注いでくれず、ショック!
今思えば、当然の事だけど・・・・
ばばって、「食い意地」ならぬ「飲み意地」張っていたんだね〜。
半世紀以上経っても忘れられない幼稚園時代の思い出。。。。
時には銀杏の葉っぱの葉柄を折り曲げて、友達と鼻の高さ比べをしたり
先輩が、「洗濯ばさみで鼻を挟んで寝たら、鼻が高くなる」と言うのを真に受けて
家に帰って、洗濯ばさみで鼻を挟んでいたら、母にさんざん叱られたっけ・・・
何で、鼻が高くなりたかったんだろう?
鼻が高い子が可愛いって、思っていたのか?誰かが言ったのか?

幼稚園時代・・・今思っても、楽しい思い出がいっぱい!!!
じじも、幼稚園には通わなくても、きっと帰宅後の友達とは色々して遊んだんだろうな〜
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今日はね、昼1時30分から「読むシマドラ(島ドラマ)」の発表公演を観て(聴いて)来たよ。


これはね、「2017年 徳之島文化会館 戯曲受講生による戯曲発表」公演。

徳之島で生まれた7つのドラマ(作品)の発表で
構成・演出は宮崎県の「劇団こふく劇場代表で演出家・脚本家」の永山智行さん。
今日の発表前に、短期間で打ち合わせとか練習とかしたようで
発表してくれたのは徳之島の「朗読いきゅんDo」の皆さんや「子ども劇場」のメンバーさん
それに天城町の「結シアター手舞」のメンバーさん、「劇団こふく劇場」のメンバーさん等7名。
脚本は全て島内の方々が書かれた物で、
1「徳之島にTV曲をよぼう」 作 松田 響さん
2「家に電気が来た頃」   作 富本 哲弘さん
3「仲直りできた夏休み」  作 池本 光子さん
4「パパイヤ」       作 藤田 義文さん
5「最後の夏休みの日に・・」作 池本 翔さん
6「うなぎと坊や」     作 宝田 健二さん
7「ぼん」         作 内山 亮平さん
の7作品だった。

どの作品も、島の人達のありふれた日常生活が描かれていたが、ある集落の「伝説?」
とか、「友情」「農業」「徳之島の未来」「昔の生活と今の生活」などが描かれていた。
1作品10分内外ではあったが、情感たっぷりに読んで下さる方々の熱演に会場内はシィ〜〜ン。
特に、最後の作品では、仲良しの男友達ふたりが主人公。
うち1人は自分の夢を叶え教師になり、現実の教師の生活に悩み、もがき苦しみ「死にたい」とまで漏らす。
しかし、もう1人は若くして亡くなって、お盆に、教師になった友達が亡くなった親友の墓参りに帰って来て
その2人の会話で物語は進んでいき・・・・
最後に、亡くなった子のお母さんが「これは、うちの子からあなたへのプレゼント」と
赤インクの万年筆を手渡す。
教師になった親友の為に、自分の働いたお金で20万円もする万年筆をプレゼントするのだ。
教師役の子の朗読が上手で、本当の俳優さんのようだった。
観客も観ていてジィ〜ンとなり、目頭をぬぐう位だった。

今日は、観客は50人もいなかったと思う。
玄関から入ると、奥へ奥へと案内され、「えっ?どこ行くの?」という感じだった。
ステージ上に観客席も設けられ、演者さん達との距離も近い、近い。
手を伸ばせば、握手できそうな位の距離。

徳之島で、初めての試みだと思うが、どの作品も「徳之島らしい作品」で
観客を引きつけ、大きな感動を与えてくれた。
もし、又このような発表会があったら、絶対行くぞ!!と思いながら
帰路についたばばでした。


 

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