ばばに声をかけるのは誰?他
12月29日(木)薄曇り
ばばは、毎朝三錠の薬を飲む。
数年前までは、薬を口に入れ、少量の水を含んで一気に飲んでいた。
しかし、今年になって、たまに錠剤が口に残ることがあって
「あれ〜。何か変だぞ」と思うようになった。
まさか、加齢に伴う嚥下不良?と思った。
何とかうまく飲みたいなぁと思っていたある日、
首を少し前に曲げた状態で、飲んでみたら・・・
あら不思議!スムーズに飲めたのだ。
普通に考えたら、薬を飲む時に首を前に曲げたら
かえって飲み難いような気がするんだけど。
ある日、じじに聞いてみた。
「じじ〜、薬飲む時って、どんな姿勢で飲む?」と。
当たり前だけど、じじは「何で?普通の姿勢で飲んでるよ」と答えた。
「ふぅ〜ん、ばばはね、首を少し前に曲げたら飲みやすいの」と言うと
「やっぱり、ちょっと変わってるね」と一言。
自分でも変だとは思うけど、実際、薬が飲みやすいんだもの。
まぁ、千差万別、人それぞれ。
薬の飲み方も、本人が飲みやすければ、姿勢なんか関係ないか〜
もう、数週間前のこと。
スーパーで買い物をしていたら、後ろから「ばばさん?」と声をかけられた。
振り返ると、若い女の子が小さな男の子と手をつないで、笑顔で立っていた。
「????」ばばが、しばし考えていると「Rです。」と言った。
一瞬で思い出した。
もう、20年近くも前、じじもばばも現職だった頃の夏休みのこと。
ばばは加計呂麻に単身赴任していて、じじは徳之島で働いていた。
当時、女子バレー部の顧問をしていて、部の子供達5人を連れて
加計呂麻へ遊びに来たのだ。
ばばが住んでいた民家で寝泊まりし、島内を観光したり、海遊びをしたり
数日楽しんで、じじと子供達は、又、徳之島へ帰って行った。
ばばは、じじが部活で関わっている子供達と直接顔を合わせ他のも初めてだった。
しかし、その時数日間の関わり合いで、5名の女の子達は
自分の娘達のようにかわいく思えるようになった。
徳之島で一人暮らしのじじは、部員の保護者の方々に大変お世話になっていた。
又、保護者と子供達で、ばばの家に遊びに来たりもしていたようで
ばばが徳之島へ帰ってからも、家族ぐるみのお付き合いが続き
子供達の卒業、進学・成人・就職と彼女らの成長を見守っていた。
子供達が島を離れてからも、保護者の方々とはばばの暮らす町内のスーパー等で
顔を合わすことも何回かあり、そのたびに声をかけていただき
子供達の成長の様子なども聞かせていただいていた。
数週間前、スーパーで出会ったRちゃんが島を離れてから
何年ぶりの再会だっただろう?
ばばを見かけ、すぐに声をかけてくれた。
ますます美人さんになり、今は結婚して、お子さんも誕生し
もうすぐ二人目が誕生すると言うことで、帰省中だったらしい。
Rちゃんと話していると、Rちゃんのお母さんも来て下さり
お店の中で、しばしお喋りをした。
あのときの中学生が、立派なお母さんになっている・・・
何だか、感動!
そう言えばね、Rちゃんと出会った前の日の夕食時
じじとばば二人して、何故かRちゃん達5人のことを話題にしていて
5人の名前がすらすら言えるか、競争?していたの。
4人までスラスラ言えたんだけど、何故か一人だけ、なかなか名字が出てこず・・・
と言う状態で、翌朝の朝食時までの課題にしておいたら
その時も思い出せず、たまたま洗い物をしていたばばが
突然思い出したという経緯があったの。
もしかして?Rちゃんとの再会を暗示していたのかな?と不思議だった。
5人のうち、一人は外国で暮らしていることとか
それぞれの近況も教えてくれた。
部活仲間は卒業後も、ずっと連絡を取り合って仲良くしているらしい。
嬉しいね。
もしも、Rちゃんの方から声をかけてくれなければ、
ばばは、すれ違っても気づかなかったかもしれない。
本当に嬉しい再会だった。
Rちゃん、親しくお声をかけてくれて、本当にありがとうね。
※今日の画像は、過日、ドローンを撮影した同じ日に撮影した
ゴンズイですよ〜