「17日は・・・・」

5月17日(火)曇り後晴
今日は年度末の粗大ゴミ収集日だというので
昨日役場の住民生活か窓口で「粗大ゴミシール」を買って来た。
1人で持ち運びが出来るくらいなら250円のシール、
それより大きいゴミは500円のシールを買う。
ばばは、レンジを処分したかったので、250円のシールを買ってきた。
それも、窓口で買った人の氏名と、買った枚数を書いてね。

燃えないゴミを入れる大袋に入る大きさなので
不燃ゴミで収集してくれるかな?と期待し
収集日に出してあったんだけど、持って行ってなかった。
ガァ〜〜ン!
この日を境に、ばばh自宅片付けがイヤになって中断したんだよなぁ・・・

たった1台のオーブンレンジ。
長女さんが、社会人になった時、初給料でプレゼントしてくれた物だったので
少しくらい不具合になっても使い続けていたが
両親宅に引っ越したのを機に、廃棄する事にしたのだ。
両親宅では、三女さんが使っていた物を送ってくれたので
未だに、そのレンジを使っている。
で、昨日は役場が閉まる前にと、4時過ぎ姉と2人で出かけた。
車の中で、姉が言った。
「うちのレンジも1回出したら、持って行ってなくて
その後に来た収集車が持って行ってあったよ」と。
えっ?じゃぁ、何故うちのは持って行ってくれなかったんだろう?
普段。規定違反とかの時は、収集車の方が張り紙をしてくれるが
何もなかったし・・・もしかして?見落とした?
そんな事無いよねぇ・・・

役場について、窓口に行ってシールを買いながら
職員さんに「レンジって、不燃ゴミですか?粗大ゴミですか?」と聞いてみた。
一応、ゴミ分別の一覧表はあるんだけどね。
対応してくれた職員さんは「不燃ゴミで良いんじゃないですか?」と言った。
ばばが「不燃物用の袋に入れて出しておいたのですが持って行ってありませんでした。
でも、他の人のレンジは持って行ってくれてあったそうなんです」
と言うと、「業者によって違うんですかねぇ」と言われたけれど
ばばより後日に不燃ゴミで出した人のは回収して
ばばのは何故回収してくれなかったんだろう?
入れた袋は、同じ不燃ゴミの袋なのに・・・
ちょっと納得いかなかったけれど、
もしかして?数ヶ月で分別方法が変わったかもしれないので
文句を言うのは止めようと思った。
今朝は、7時半頃自宅に戻り、大きな不燃ゴミ用の袋に入れたレンジに
買って来た処理シールにじじの名前を書いて貼って、道路に下ろした。
本当はレンジむき出しでも良いはずだけど
2階から道路へ下ろす時、袋に入れた方が運びやすかったので
そのまま運んだ。
結局、不燃ゴミシール250円と、大きなゴミ袋50円の
計300円でレンジ1台を廃棄出来て、一安心。
300円が高いのか、安いのかは分からないけれど
自分でゴミ処理センターまで運ぶのも大変だから
収集してくれた方達に感謝しなくちゃね。

昼少し過ぎ押し入れから冬用の帽子を出していたら
義母手編みの帽子が出てきた。
色はダークグレーで、並太毛糸をかぎ針で一目一目編んである。

義母は、本当に器用な人だった。
80歳を過ぎても、タオルで風呂上がりに被って髪を乾かすための帽子を作ったり
毛糸をかぎ針で編んで帽子を作ったり・・・・
タオル帽子も、周囲の方々や家族に次々プレゼントしていたし
毛糸帽子も欲しがる人にどんどんあげていた。
一体何十枚の帽子を編んだり、作ったりしたんだろう?
5,60枚以上かなぁ・・・・
介護施設に入所してからも「次来る時は毛糸と、かぎ針を持って来てね」
とばばに言うので、沢山の毛糸を、編み針を届けた。
暇さえあれば帽子を編んでいたようで、介護士さんや
入所している人たちにもあげていたようだ。

でも、時間が経つにつれて、作品が少しずつ変になっていった。
大きさがとても小さくなったのだ。
それに上手く増やし目や減らし目が出来なくなったので
完成した帽子も、被る事が出来なくなっていった。
せっかく頑張って編んだのにね・・・
「ばばちゃん被って!」とプレゼントされる事もあり
一旦家に持ち帰って、廃棄したりもしていた。
しかし、きちんとかぶれる物は今でも大事に取ってある。
今日、たまたま義母手編みの帽子を出した。
これから、寒くなるので、冬の間は義母が編んでくれた帽子を被ろうと思う。

帽子を被った時、何故か胸がジィ〜ンとなり
朝から何かモヤモヤした感じだったものがス〜ッっと消えた。。
食事をする時、ばばの席の正面には大きなカレンダーがある。
そのカレンダーをチラッと見たのだが、朝から何かを感じてはいたが
義母の帽子を被った途端にハッと閃いたのだ。
今日は「17日」・・・
義母の「月命日」だったのだ。

昼、食事を終えたじじにも「今日はお母さんの月命日よ」と教えた。
すると、じじはお墓の方に向いて両手を合わせて黙礼していた。
ばばは、仏壇に向かって礼拝した。
その後、じじは仏壇の前に行って「どれ、親父やお袋と話してみよう」と・・・・
襖で隔てた部屋で聞いていると「父ちゃん、母ちゃん、元気にしてる?
2人で色々な話をしているかい?」と言っているので
ばばは、襖のこちら側から「○○(じじの名前)、ばばちゃんひとりに難儀させないで
あんたも手伝いなさいよ」とか、両親になりきって言ってみた。
すると「あれっ?何か声が聞こえるけど、僕、耳が痛くなった〜」
とか言って、サッサと2階の自室へ戻って行った。
じじ両親になりすまして、もうちょっと色々言いたかったのに・・・・

本当に優しくて、ずっとばばを可愛がってくれた、じじ両親。
義母が編んでくれた帽子を被った事で、又感謝の念を新たにする事が出来ました。
ありがとう、お父さん、お母さん。

 


 

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