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11月18日(金)晴
ばばが、鹿児島から帰ってきて2日目だったかな?
いつものようように野鳥撮影に出かけたじじが11時半頃帰って来た。
いつもなら、12時回ってからしか帰らないのに・・・
不思議だなぁ・・・と思っていたら、玄関を開けて
「おい、スクープだ,スクープだ!」と興奮気味のじじ。
何があったの?
胸騒ぎを感じつつ,玄関から入ってくるじじを待っていると
「オオヒシクイが1羽、戻って来たぞ!」って。
おぉ!!!良かったねぇ〜ばばも見たかったなぁ。
「他には??」と聞くばばに「もう、オオヒシクイ撮ったから
すぐに帰って来たよ」って。
よっぽど嬉しかったんだね、じじの興奮ぶりから分かるよ〜。
「よしっ!ばばも、夕方魚屋さんに寄った後
見に行こう」と密かに思った。
しかしねぇ・・・そんな日に限って、何やかや用事が重なって
ばばが現場へ行った時は、既に薄暗くて
鳥たちはシルエットしか見えず、オオヒシクイも確認出来ないまま帰宅。
でも、その日はスーパームーンが見える日だったので
現場へ向かいながら,東の空を見ると、既に低い位置ではあったけど
青っぽく見える大きな月が浮かんでいた。
「よしっ!オオヒシクイは明日又改めて見に行こう」と思った。
しかし、翌日撮影に行ったじじが「今日は,もういなかったよ。
どこか飛んで行ったみたい」と言う。
「え〜〜っ、一度も見ないうちに旅だった?残念!」落胆したばば。
でもね、やはり諦めきれずに,夕方になって姉と一緒に再度出かけた見たの。
現場に着くやいなや、逆光ではあったが
明らかに他のカモたちとは大きさが極端に違う鳥が悠々と泳いでいた。
だけど、距離が遠い上に逆光で写真も写せないよ〜
そこで、ぐるっと移動して近づく事にした。
そして、オオヒシクイがよく見えるであろう地点に行ったら
「あらっ!いない!」何で??何処へ行ったの??
目を懲らしてあちこち見ていると、草むらにオオバンがいて
その横にオオヒシクイもいるに入るんだけど
草むらに頭を突っ込んで、尾羽しか見えない。
根気強く待ったけど,出てくる気配が無いので車に戻っていると
いつの間にか、オオヒシクイが泳いで移動を始めた。
慌ててカメラを構えたが、又々逆光で距離も遠く写真は写せずじまい。
残念だったけど、シュッととんがった嘴や,あの大きな体
オオヒシクイに間違いない!と確信して,じじに報告。
「証拠の写真見せて」と言われたけど「逆光で,距離も遠くて写せなかった」
と言うと、「本当にオオヒシクイかぁ?」と、まだ半信半疑のじじ。
ばばが嘘をついていない事を、翌日、じじも分かったみたいで
撮影から戻って「場所移動していたけど、やはりオオヒシクイまだいたよ」と
嬉しそうに報告してくれた。
昨日も、まだ同じ場所にいたので、じじは知り合いの方に電話したそうだ。
そしたら、その方が写真を撮影され,
今朝の新聞にオオヒシクイの事が掲載されていた。
昼前、姉から電話が来て「お隣のおばちゃんがね,今日の新聞に
じじ山の事が載っているから、新聞持って行ってあげてって、持って来たから
これから届けるね」って。
「いや、いや、いや、ありがたいけど、
おばちゃん、まだ新聞しっかり読み終わっていないんでしょう。
じじは、連絡しただけで、撮影したのもMさんだよ。
おばちゃんには、ありがとうって伝えてちょうだいね」と電話を切った。
一昨年も、野鳥とじじの名前がチラッと新聞に出たので
ご近所のおばちゃんが、わざわざ新聞を持って来て下さった。
我が家では、もう、何年も新聞を購読していない。
ネットでニュースを見たり,どうしても見たい記事は
図書館へ行って読んだりするから・・・・
たった数行、新聞に出ただけで気にかけて下さる方がいるんだね。
ありがたいね。
じじは、いつも「継続は力なり」って言いつつ
早朝のランニングと野鳥撮影を続けている。
もう、何年になるんだろう?
10年近くになるかなぁ・・・
いつもは、じじを虐めてばかりいるばばだけど
何かを継続するじじは,偉いなぁと密かに思っている。
滅多に珍鳥とは出会えないけれど、それでも年に数回は
嬉しい出会いがある。
これからも、ずっとずっと撮影、続けて欲しいなぁ。
ばばも、協力できることはしてあげようかな?(殊勝だねぇ〜ばば)
※画像はオオヒシクイを見た現場で,同じ日に写した桜の花ですよ〜
残念ながら、オオヒシクイ、ばばは撮影出来ませんでした・・・