「何ですか!あなた達!」

9月15日(木)曇り
「過日、僕が上げた貝細工を返してください」
ある日、突然、じじの知人が我が家へ上がり込んできた。
今まで見たこともないような怖い顔をした、じじの知人。
いくら知人でも、無断で家に上がり込んでくるなんて・・・
今まで無かったことだ。
ばばは慌てて飾り棚の所へ行き、飾っていた貝細工を取り
知人に渡した。
その人物と関わりたくないので、さっさと帰ってほしくて
ばばは奥の部屋へ引っ込んだ。
すると、そこには8歳くらいの見たこともない男の子が立っていた。
「どこから来たの?おうちに帰らないと、
お母さんが心配しているよ。」とばばが言うと
どこからか見たこともない若い女の人が現れ
男の子を手を引いて、無言で家の外へ出て行った。
ホッとして、隣の部屋の戸を開けると、
何と、知らない男の人3,4人が床の上にゴロゴロ寝転がていた。
「あなた達、誰?そのシーツ等、三女がきれいに洗って干したばかりなのよ。
出て行って!」と恐怖を感じつつ大声で怒鳴った。
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そこで、パッと目が覚めた。

「あぁ〜夢か。良かった」と思ったけど、
まだ心臓がドキドキしていた。
じじが起き上がる気配がした。
「怖い夢見てた」と、ばばが言うと
「何か分からなきけど、ムジャムジャ、
何かずっと意味不明なことを喋っていたよ」とじじ。

そうか、やっぱり声を出していたのか。

でも、なぜこんな夢を?

最近は、なかなか夢を見ないばばだが。

夢の中で、見知らぬ男の子や、複数の男の人たちと
対峙していたばば。

あぁ〜あ、あ。
せっかく夢を見るんだったら、自分が子供の時の夢とか
懐かしい故郷の風景が出てくる夢を見たかったな。

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ばば
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