昭和15年の修了證書、他
5月13日(金)晴れ
日増しに増えるキオビエダシャク。
もう、ばばでは手に負えませ〜〜ん。
今朝は、6時前から庭に出て、ハエ叩きと大きな箒を持って掃討作戦。
たまたまジョギングから帰って来たじじと鉢合わせして、じじはビックリ!
鬼の形相で?ハエ叩きと箒を持って迎えられたら、無理も無いわなぁ〜。
イヌマキに卵を産み、幼虫はイヌマキの葉っぱを食べる・・と思うのだが
何故か、今朝は夜香木の木に無数のキオビエダシャクが。
じじは「こりゃ、木を切らんといかんなぁ・・・」って言うけど、
ばばだって、沢山の「キオビエダシャクを見たら
「何とかしなくちゃ・・」と思うけど・・・どうすれば良いのか分からない。
あと何日、戦いは続くのだろう?
夕方、ある場所でたまたま会ったある男の方も、ばばと同じように戦っているようで
「アースジェットをシュッとやれば良いよ。私はゴーグルをかけて
風向きに気をつけて噴射するようにしているけど。
留まった瞬間にシュッとやるのがコツだよ」って教示いただいた。
明日の朝も夜香木の枝に群れるのかなぁ・・・・
なら、ばばもアースジェットを手の届く場所に置いておかなくちゃ。
毎日、エダシャク、エダシャクってイヤだね。
今朝は、いつもより1時間早起きしたので早めに朝食を済ませ
じじ両親のアルバムを整理することに。
一応は全部引っ張り出して、分類して、じじが見ても分からない人達の分は
思い切って廃棄することにした。
じじが分からないのに、我が家の娘達が将来見ることは無いだろうからね。
アルバムの整理と共に、古い本などもボロボロになっているので
これ又廃棄。
いつまでも場所塞ぐだけで、誰も手に取らないし、目も通さないんだったら
無くたってよいもんね。
思い切って、どんどん捨てていかなくちゃ、どうせ整理するのはばばしかいないから
じじと相談、最終確認してもらいながら、どんどん捨てていくよ。
写真も、何十年も置いておくと、写真を保護してビニルもボロボロになるし
台紙もボロボロ・・・
それに分厚いアルバムのほんの数ページにしか写真を貼ってないのもあり、
どうしたものだろう?
思い切って必要な写真だけはがして、まとめることにした。
写真の整理をしていると茶色に変色した封筒が出てきた。
中を見ると四つ折りにされた紙が1枚。
證書の日付は、昭和15年11月10日となっている。
義母が、電話交換手になるための講習を受けた修了証書かな?
じじやばばが生まれる何年も前だね。
義母は、結婚する前、当時の満州で電話交換手をしていたとは聞いていた。
だから、母は電話の応対が上手だった。
応対する時も声がワントーン高くて、年老いても電話の声はとても若々しかった。
戦中、戦後と波瀾万丈な生活を余儀なくされた義母。
その義母が逝って明後日で丸1年。
長かったような、短かかったような1年だった。
最後の最後まで周囲に気を遣い「ありがとう」という言葉を忘れなかった義母。
自分のことよりも、先ずは主人や子ども、そして周囲の人達のことを優先していた義母。
ばばにはとても真似できないけれど、せめて家族やお世話になっている周囲の方に
「ありがとう」という言葉を、気持ちを、
なるべく沢山伝えられるような生き方をしたいなぁと思う。
初めて見た、義母の修了證書。
これは、数日、仏壇に供えておこうかな?