見たくない光景を見てしまった

2月21日(日)晴れ
見たくない光景を見てしまった・・・・
昼過ぎまで、ほぼ家の中にいたので、
お昼2時過ぎに少しウオーキングをと家を出た。
コースはいつもと同じ。
漁港へ寄った時、目の前に白っぽい物体が落ちていた。
何かな・と近づいていくとウミネコが1羽仰向けになって死んでいた。
痛ましい!!
何があったのだろう?
車もしょっちゅう通る場所だし、敷地内に入る人間も良く通る場所に
ウミネコが1羽、息絶えている・・・
亡骸を移動させるべきかどうか迷ったけど
勇気が無く、ばばはその場所を後にした。
一応、南の方に歩き、引き返して北の方へ歩く事にした。
北へ向かう途中、又漁港に立ち寄ったら、先ほどウミネコが死んでいた場所に
大きな鳥がいて、何か突いているようだ。
もしや?と思い、なるべく護岸ぎりぎりに寄って、足音を忍ばせ大きな鳥に近づいた。
ベージュ色っぽい大きな鳥が、ウミネコの亡骸に覆い被さるようにして突いている。
しょっちゅう一緒に飛んでいるのを見かける、二種の鳥。
ばばの目の前で、1羽が1羽を食べている。
しかし、よくよく見ると、食べている方の大きな鳥も様子が変。
ばばが南の方へ歩いていた時、1羽の鳥がばばのすぐ近くを飛んで行ったのだが
ちょっと違和感があり、目で追うと、足が一本しか見えなかった。
足を怪我したカモメがいると言う事は、じじから聞いてはいたが・・
これかな?と思いながら歩いた。

目の前でウミネコの亡骸を突いているのは、右足が異様に曲がっていて
少し食べてはウミネコの亡骸を加えて後ろの方へ引っ張るように移動している。
その時、ケンケンをするように片足で動いているし
さすがにウミネコの体を動かした後は疲れるのか、うずくまってしまう。
少し食べては、引っ張って移動、そしてうずくまるという動作を繰り返している。
ばばの見ている前で、ほぼ10メートルほどウミネコを移動させた。
死んでしまって食べられているウミネコも可愛そうだけど
片足でケンケンしながら餌を食べ、移動する方も又可愛そう。
目の前の海には、他にもカモメやウミネコは沢山いたけれど
近づいても来なかった。
元気な鳥たちは、きっと生きの良い魚等をとらえて食べているのだろう
と、ばばは思いながら「そうだ!、じじにも連絡して記録しておいて貰おう」と思った。
目の前の鳥に気づかれないように気をつけながら、電話をした。
すぐにでも飛んでくるかと思いきや、なかなかじじは来ない。
5分もせず来ると思っていたのに・・・
その間、車が来たり、子供が数人大声で喋りながら来たり
バイクが来たり・・・・「じじ〜早く来てよ〜」と思いながら
もし、2羽の鳥に近づく人がいたら、理由を話して近づかないようにお願いしようと思っていた。
電話をして10分以上経っただろうか?
「もう、じじは来ないかも・・・」と思っていた時に、
自転車に乗った中学生らしき男の子達3人が、ダァ〜〜ッと入ってきて
ばばが声をかける間もなく、鳥の近くを走り抜けていった。
ビックリした大きな鳥は慌てて飛び立ち、ずっと沖の方の堤防に飛んで行った。
直後に、じじが来た。
何と間の悪いじじ。
ばばは事情を説明し、一応写真は撮ってあるからと言った。
じじと別れて、ばばは又ウオーキングを続けたが
2羽の鳥たちの事を思うと、何だか悲しかった。
弱肉強食・・・・
死んでしまった鳥も可愛そうだけど、
足を怪我して、他の仲間と一緒に行動し餌を採るのが難しくなった鳥も
生き延びるためには、仲間が食べない餌でも食べなければならないんだよね。
夜、じじにばばが撮った写真を見て貰うと
死んでいたのは「ウミネコ」で、
それを食べていた大きな鳥は「オオセグロカモメ」だって。

ウオーキングから帰って、姉と一緒に車で買い物に行き
ついでに、もう一回漁港に立ち寄ったら
ウミネコの亡骸もオオセグロカモメも陸には見当たらず
他の元気な鳥たちが、海面を仲良く泳いでいた。
ここ1ヶ月くらい、亀津の海岸には、ウミネコとカモメが沢山いる。
怪我をしたりせず、元気に過ごして帰って欲しいなぁと思うばばだ。

☆ 写真は、漁港で一昨日撮ったウミネコです。

 

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