朗読サークル発表会へ
12月8日(火)晴れ
ここ数日で一番穏やかな天気だ。
こんな日は、心まで穏やかになるから不思議。
朝食後、パソコンに向かっていたら電話が鳴った。
出たら、知人のNちゃんだった。
実は・・・一昨日の夜は、徳之島の朗読サークルの発表会だった。
ばばが、毎回楽しみにしている発表会だが
前回の発表は、親戚のお悔やみと重なり行くことが出来なかった。
サークルの14名のメンバーのほとんどが顔見知りということもあり
今回は絶対行きたいと思っていた。
だが・・・・発表当日は朝から土砂降り。
夕方になって少し小降りにはなったが、行くか?行かないか?
判断に迷っていたら、
姉から「こんな天気だから今夜は止めようかな?」と電話。
それでも、ばばはぎりぎりまで迷って、
じじにも「今夜行こうかなぁ?止めようかなぁ?
こんな天気が悪いのに発表会あるのかなぁ。
文化会館に問い合わせてみようかなぁ」と言ったら
「行って来たら良いよ。台風でも無いし、悪天候だからと
発表会が中止になることは無いだろうから」と言うので
背中を押して貰った感じで、一人で出かけた。
夜、一人での外出なんて初めて。
天気は悪いし、ワイパーを最速で動かしながら、
ゆっくり、ゆっくり運転した。
会場は文化会館。
横の町体育センター庭に駐車しようと思ったら
なぜか、ほぼ満車。
仕方ないので、海岸まで走り駐車し、
傘を差して懐中電灯を持って会場へ。
横殴りの雨が降っているし、お客さん入るかなぁ・・・
と思いつつ、会場内へ。
数十人の観客がいた。
たまたま前の席に先輩がいたので、お喋りしながら待っていた。
7時開演。
今年のテーマは「戦後70年」。
THE BOOMの「島唄」が流れ、会場は水を打ったようにシーンとなった。
三味線やギター、ピアノ演奏をBGMに朗々と響くメンバーの声。
谷川俊太郎の「生きる」「ただ生きる」「歩くうた」、
THE BOOMの「島唄」の歌詞、絵本「へいわってすてきだね」等々の
朗読が続く・・・会場内は、しわぶき一つ無い。
幸田勝弘先生が作られた紙芝居「武州丸からのメッセージ」。
舞台上のスクリーンに絵が映し出され、それに朗読が重なる。
ばばも殆ど知らなかった疎開船武州丸の話。
沢山の犠牲者が出たにもかかわらず、
遺族には戦後補償なども無かったって。
盛り沢山の発表で、終演と共に会場からは
大きな拍手がわき起こった。
そして周囲を見回すと、入った時は100名足らずと思った入場者も
200名位に増えていて、ホッとした。
1年間の成果発表の日がたまたま悪天候だったが
それでも、沢山の人たちが集まってくれて良かった〜。
会館出口で入場者に頭を下げ、握手をする14名の出演者の皆さん。
ばばが知人に「感動ありがとうね。次も必ず来るからね」
と言ったら、「ばばちゃん、聞く方じゃなくて、
一緒に舞台に立ちましょうよ」と言ってくれたけど
無理、無理、無理。
人前での発表なんて・・・・・
自分で発表は出来ないけれど、精一杯、応援をするからねっ!。
会館の外は、まだ風もあり、横殴りの雨も降り続いていた。
一人歩いて、海岸に向かうのはちょっと怖かったけど
朗読サークルメンバーの顔と発表を思い出しながら歩いたよ。
帰宅後は、一人で夕食を済ませていた「お利口さん、じじ」にも
発表会の様子を話したが、その後も、ばばの胸は高揚していた。
昨日朝、ばばは出演者の一人にはフェイスブックでメッセージを
もう一人には携帯から「感動をありがとう!」のメールを送った。
フェイスブックでは、すぐに返信があり
今朝、メールを送ったNちゃんからは、わざわざ電話でお礼が・・・・
「ごめんね、昨日メールに気づいたけど、返信が上手く出来なくって。」って。
出勤前だと思ったので、お礼を言って電話を切ったら、メールの着信音。
立った今、電話を切ったばかりのNちゃんから。
メール、上手く出来たんだ〜。
電話とメールで二重のお礼、律儀だねぇ〜。
ありがとう〜。
来年は、5回目の発表会だ。
又必ずいくからね。